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2026年7月27日 (月)

「8月15日こそ新日本の原点だ。新しい人生のスタートを目指すとき」

◇7月が終わりに近づいた。また8月15日が来る。私にとっての人生の一大転機を迎えたのだ。赤城の嶺霊園でこの一文を書いている。人生の転機は新しい出発点でもある。85年を生きて、その意味をしっかり踏まえる時である。大変な人生と振り返る。その意味は増々深くなっている。赤城の山奥から85年の人生を振り返るとよくやったと我ながら思う。1940年に生を受けた。それは県庁の近くであった。時代の転換点は新しい出発点でもある。それは何か新しい人生を展望する決意で、これからの新しい人生は何かを書くことにしよう。著作は精神活動の成果を示すことを意味する。それは人生のオリジナリティを型にすることだ。85年、様々なことがあった。そして様々な人に会った。全ては天から与えられたものである。嶺霊園を新しい発見の地にしたい。ここには大きなそして深い意味がある。赤城を見上げる緑の中であることは偶然ではない。神が導いた場所で思える。谷の奥の開墾の地が甦る。目の前の霊園の小さな木造の机は神が用意したものではなかろうか。木々に囲まれて右手には墓がある。小鳥のさえずりが聞こえる。頭上の空で響くのはカラスの声だ。かわった人間に何かを呼び掛けているに違いない。目の前の机に三冊の小作品がある。「生まれいき そして未来へ」、「議員日記 第三巻激動の群馬」、そして「楫取素彦読本」である。多くの作品群の一部である。改めて思う。私のエネルギーの姿を。この三冊が訴えている。「ここに描かれていることの続きとして何かを書け」と。この霊園は「想」を練るにはふさわしい。自分が書いたものから何かを選べ。そして新しいものを生み出すことだ。山の中の小さな机で作品の一部に目を走らせた。議員日記の中味は多岐にわたる。玉石混交と捉える姿勢こそが力の源泉になる。選んで、その一つ一つを掘り下げねばならない。読者の胸にぐさりと衝撃を与えるものを選ばねばならない。作りっぱなしで放置するのは罪である。新しい作業をはじめよう。頭上のカラスが実行に移せと叫んでいる。腕時計を見た。それそろ山の机を去る時が来たようだ。カラスよ、また会おう。しばしの別れだ。

◇8月15日を真摯に振り返る意義の大きさは測り知れない。天皇は自らを人間であると宣言した。神の座から降りたことを単に神話のレベルで捉えるべきでない。憲法第一条は記す。「天皇は日本国の象徴でありその地位は主権者たる国民の総意に基づく」と。これによって国民主権が現実のものとなり、民主主義の基盤が確立した。国民主権の国民は全ての国民を指す。そして必然的に国民の平等を導く。国民の平等こそ無限の力を生む源泉である。かくして日本は民主主義の真価を実証する国となった。民主主義は平等主義によって真価を発揮することを確認したい。(読者に感謝)

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