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2026年7月15日 (水)

「憲法14条の平等理念と『えた』、『ひにん』に見る差別の現実」

◇日本国憲法の根幹は人間の尊重である。それは次の点によく現れている。14条、すべて国民は法の下に平等であって差別されない。この差別は人間の悲しい本性であり、永遠の課題である。私は漫画「カムイ伝」の愛読者である。そこではカムイが「ひにん」の出として描かれている。

 江戸時代、士農工商という身分制度を定めたが、さらにこの四民の下に「えた」「ひにん」とよばれる賤民身分を置いた。代表的な教科書、山川出版社の日本史では「えた」「ひにん」につき次のように記述する。

 「えた」とされた人々は農業に携わった他、牛馬の屍体処理や、皮革製造、わら細工などの零細な手工業、行刑の雑役などの生業をしいられた。「ひにん」は町の清掃や雑業に従事したり物乞いをした。両者はともに居住地を制限され、服装などにも差別をつけた。このような差別は戦後の新憲法の施行と共に姿を消した筈であるが、その名残はその後も社会に暗い影を落とし続けているようである。今日、教育の場でよくいじめが問題になる。いじめは何か弱点を見つけてそれをつつくという子どもの世界では珍しくないことである。しかし被害を受けた子は深刻なダメージを受けることもあり軽視はできない。いじめも差別も心の世界を傷つける点が重要である。いじめも差別も子どもの世界では遊びの延長であったり重なることがよくある。子どもの人権は非常に重大な社会の課題なのである。現在、学校嫌いとか学校に行けない子どもが多いと言われる。教育環境の多様化の必要性が叫ばれている。個に応じた教育の重要性と難しさを痛感する。社会は複雑に激しく変化している。大人にとって生きるのが難しい社会が進んでいる。子どもにとっては一層難しい社会であることを社会全体が真摯に受け止めて対応しなければならない。教育の目的は生きる力を養うことである。増々高度化し複雑化する社会をしたたかに生きる力を身につけさせねばならない。子どもたちの行く手に受験戦争や学歴社会が立ちはだかっている。子どもの可能性は無限である。それを押しつぶしているのが現在の教育システムではないか。教育の原点は反権力にある。日本は小資源国と言われるが人間こそ日本を支える資源である。技術の国と言われる。それを支えるのは教育である。教育の重要性、教育行政の課題を痛感する。宇宙時代である。宇宙人と対峙できる地球人を創り出さねばならない。宇宙は無限に広がっている。私たちはどこに向かっているのか。

(読者に感謝)

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