「認知検査で寿命を思う。林道で動物との共生を考える」
◇最近認知機能検査を受けた。ほとんど問題ないと思える情況であったが、85歳故に脳の避けられない変化を考える機会になった。超高齢社会が加速している。かつて信長は「人間50年」とうたった。人間の寿命はどこまで伸びるのか。不老長寿は全ての人にとっての永遠の願いといえる。歴史を振り返れば権力者は皆長寿を求めた。かの始皇帝も不老長寿の薬を求め捜させた。命ぜられた者が日本にやって来たという言い伝えは有名である。高齢化を背景に本格的な認知症時代に入った。65歳以上の約8人に1人(約443万人)が該当し、予備軍である軽度を含めると1,000万人を超えると言われ4人に1人とされている。正に他人事ではない。その波はひたひたと押し寄せ、明日は我が身と覚悟しなくてはならないのだ。配偶者が認知症になる例も多い。私のまわりにも認知症の妻の介護で苦しんだ例がある。世には「老老介護」とか「介護地獄」という表現がある。不可避の病気だとすれば、その実態を知り備えねばならない。日常生活における認知症との対応が重要らしい。生活習慣の改善が予防になり進行を遅らせるという事実は、自らの体験に照らしても説得力がある。私の生活習慣の中心には運動がある。緑のトンネル林道は幸せの空間である。時々鹿に出会う。車を止めて彼らの動きを待つが、真に友だちになりたいと思う。彼らもしばらくこちらを見ていて森に消える。人間に興味を持っているに違いない。爬虫類は苦手である。時々青大将に出会う。緑のトンネルの片方が深い沢なので彼らの世界になっているのだろう。少年の頃は赤城の山奥に住んでいて、藪に踏み込むことが平気だった。宮城村の小学校には強がってヘビを剥く奴がいた。ヘビは服を脱がすように剥けて、剥いた後もくねっていた。今なら動物愛護の関係で問題になるかもしれない。ヘビといえば、ラジオ物語「サン太物語」を思い出す。「おらあサンタだ、ある日のことだ」で始まる。。サン太は音楽の美人先生が好きで、ヘビでいじめるのだった。教室で先生が机をお開けるとヘビがいて、先生はよく気絶した。私が可愛がっている柴犬のサン太の名は、サン太物語からとった。私の顔を見ると散歩に行きたくてヒィヒィと鳴く。サン太は弱虫だからヘビに出会ったらどんな反応をするか。未だ出会ったことはない。そういえばヘビが少なくなった。ヘビの減少は人間の世界が狭くなっていることかも知れない。(読者に感謝)
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