「アメリカの建国の精神の普遍性を思う。日本国憲法の偉大さをかみ締める時」
◇アメリカの建国は、人類史の上で画期的な出来事であり、正に人類の夜明けを意味したといえる。アメリカは1776年7月4日、独立記念日を迎えた。この日、イギリスの植民地だった13の地域がイギリス本国の支配から離れ、新しい独立国家「アメリカ合衆国」として生きることを公式に決定し宣言したのだ。つまり、この日はアメリカ独立宣言が採択された驚くべき日なのである。宗教的迫害を受けていた清教徒(ピューリタン)は、1620年メイフラワー号で新大陸に渡った。現在のマサチューセッツ州プリマスである。彼らが船上で結んだ「メイフラワー誓約」はアメリカの民主主義の原点となった。彼らはイギリス国教会の強制に反対し信仰の自由を求める人々であった。
アメリカは特定の宗教を国教としない「政教分離」を国の制度としている。この理念は時代を超え、人種を超えて、不変的理念として生き続けている。これこそアメリカの偉大なる姿である。日本国憲法はその20条で高らかに定める。「宗教の自由は何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も国から特権を受け、または政治上の権力を行使してはならない」。また97条は憲法を最高法規として次のように記す。「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は過去幾多の試練に堪え、現在および将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」と。現在高市総理は憲法改正の強い決意を表明し、大きな問題となっている。首相は「時は来た」と発言し、来年春まで改正発議に目途をつける決意を示している。この発言の背景には、自民党が衆院で単独改憲勢力3分の2を占めたという歴史的情勢がある。改正議論の中心は言うまでもなく9条である。私たち国民は今こそ9条の文言をしっかりと受け止めるべきである。9条は、戦争の永久放棄を定め、この目的のために戦力は持たず、国の交戦権も認めない。現在国際情況は増々険悪となり、日本は米中対立の最前線に立つ。隣国に北朝鮮、中国、ロシアが迫る。国民の生命、自由、財産は国防にかかっている。日本の生きる道は国民が生きる道である。日本は「広島」「長崎」の経験を経て生まれ変わったのである。現在きな臭い情況になっている。日本は正念場に立たされている。かじ取り、外交力こそ日本の運命を決める。その基盤が平和憲法である。日本の原点は聖徳太子の決意「和」である。(読者に感謝)
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