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2026年6月11日 (木)

「恐るべきクマの能力。歩くことで認知症の克服を。認知症の勢いは止まらない」

◇クマの被害情報が頻繁である。赤城山の林道に向かうとき「気を付けて下さい」という妻の声に普段と違った切実な響きがあった。「分かった。気をつけるよ」。私も真剣に答えた。クマに襲われ食われたという情報も伝わっている。人間が食えることを学習したという可能性があると言われる。最近はクマの賢さがもっぱら報じられている。鍵を開ける、それをスライドさせる、水道の蛇口を開ける等の驚くべき知能の高さも報じられている。クマの出没地域も広がっている。うまいエサが存在することを学習した可能性も指摘されている。子連れの母子の姿は可愛らしい。私たちは「くまさん」として親しんできた。赤城の林道は私の大切な活動領域であるがクマの活動領域と重なることを重視しなければならない。林道には川があり樹木が覆い茂っている所がある。かつていきなりイノシシが飛び出してきて腰を抜かすほど驚いたことがある。彼らは人間を非常に恐れている筈だからパニックになって防衛のために飛び掛かってくることがあるに違いない。彼らの世界にも大きな変化が生じ、人間を恐れぬ世代が現れているかもしれないのだ。クマの身体能力には素晴らしいものがある。鋭い爪で、木をどこまでも登る。泳ぐことも非常に巧みである。今日も林道を歩く予定であるが一層の注意を心掛けねばならない。

◇生活習慣が寿命と結び付いていることはほとんどの人が納得しているに違いない。ただ生活習慣といっても漠然としているし限りないことだからどの生活習慣が重要かとなる。そこで現在、科学的にも医学的にも注目されているのが歩くことである。最近発表された研究によれば一日に5,000~7,500歩歩くと認知機能の低下を平均約7年遅らせることができるとされている。これはハーバード大学医学部を中心とする研究チームが行った研究成果である。これまで認知症の原因としてアルツハイマー病が深く関わっていると考えられてきた。そしてアルツハイマー病の原因として考えられていたのがアミロイドβというたんぱく質のゴミであった。これが発症の10年から20年も前から脳の中に溜まり「老人班」と呼ばれるシミのようなものが出来ることでニューロンがダメージを受け認知機能に悪影響が出るとされてきた。そこでアミロイドβの除去法が盛んに研究されてきた。その成果がやっと現れてきたのだ。日本の認知症患者は約443万人とされ、高齢者の8人に1人と推計されているのだ。(読者に感謝)

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