「天才宇宙学者ブラウンの衝撃。人間以外の知的生命体の存在は。ホーキングは東大で警告した」
◇現在6月12日午前7時45分、間もなく9時53分にロケットが打ち上げられる。H36号機打上げの主なる目的は、地球観測であるが私はそれ以上に宇宙時代に本格的に突入したことにわくわくする。今回の打上げは日本の宇宙開発の行方を占うという重要な意味をもつ。つまり「だいち9号」の軌道投入を主な目的としている。災害状況の把握や国土の観測、地球環境の変動観測を行うための地球観測衛星である。
私はここで天才ロケット工学者フォンブラウンの業績に胸をときめかす。今日本格的な宇宙時代に突入したが、驚くべき宇宙を論ずる時フォンブラウンの存在は欠かせない。その生涯を見れば正に天才である。宇宙はビッグバンに始まり限りなく膨脹を続けている。その膨脹は止まるのは、止まった後収縮に転じるのか。ビッグバンと膨脹宇宙は今日定説となっている。
この人物は「アメリカ宇宙開発の父」と呼ばれ、人類を月に送ったアポロ計画のサターンVロケットの開発を主導した。この人が開発を主導したV2号ロケットは世界初の実用弾道ミサイルである。第二次世界大戦中、このロケットは成層圏まで達し、ロンドンを直撃した。遥かな天空から落下するロケット弾にロンドン市民はドイツの科学の力に怯え震え上がったのである。ブラウンは戦後アメリカに渡り、NASAに入り、アメリカ初の人工衛星打ち上げを成功に導いた。ブラウンが宇宙時代の発展に大きく尽くしたことは間違いないが、その影には強制収容所での多くの労働者の犠牲があったし、世界の戦争の時代を劇的に前進させたという悲劇もあった。この人は第二次大戦後にドイツからアメリカに帰化し、米ソの宇宙開発競争における代名詞的な人物とされている。第二次大戦後、ソ連はこの人物を非常に欲しがったと言われる。当然であろう。ブラウンは膨大な資料を土産にアメリカを選んだのである。
ブラウンは技術者としてのみならず、テレビ番組や雑誌を通して一般大衆に向けて宇宙開発の重要性を説いた。人類の月面着陸や火星探査のビジョンを広めたこの人の功績は大きい。
本格的な宇宙時代に入り、私たちの夢は果てしなく広がる。私の夢は少年のようである。私の好奇心の最大の的はこの宇宙に人間のような知的生命体が存在するかどうかである。一説ではあと数年でそれが分かるだろうという。車椅子の天才ホーキングは東大で宇宙人との接触について警告した。コロンブスのアメリカ発見のような、高度の文明による悲劇を説いたのだ。そのことを現実的な問題として考えるべき時に至っているのだ。(読者に感謝)
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