« 「台風6号は大災害を警告する。決断する責任者の判断は大丈夫か。鎌原観音堂の教え」 | トップページ | 死の川を越えて 第236回 »

2026年6月 5日 (金)

「赤城の奥でアフリカの少年王者の世界を懐かしく想像する。アフリカのジャングルを訪ねてみたい」

◇赤城の林道の奥に来た。道は続くが車は止まれないようになっている。そして「関係者意外立ち入り禁止」の標示が立つ。前に来たことがある。想を練るには、あるいは昼寝などするには理想的である。近くに深町さんの土地がある。気味悪い程静かである。こんないい所に来たのだから何か書かねばという気持ちになった。鳥のさえずりが聞こえる。「何か獣が出ないかな」と思う。鹿でも熊でもいい。カバンにお菓子を見つけた。「いも大学」である。コーヒーが飲みたい。そうだ、簡単だ。魔法瓶(ポット)を用意すればいいのだ。山の「休憩所」は増々楽しい。今、2時38分。妻から電話。テレビでクマの被害をさかんいやっているらしい。左右は木や篠が密集している。これだけの山だから何かいる筈だ。人間が怖いのだろう。「サンタを連れてきったらさぞ喜ぶだろう」と思う。ここへ来る途中、社会福祉施設「愛誠園」があった。こういう施設にとっては理想的な場所である。

◇6月5日(金)、やはり赤城の林道の奥を歩いた。少年時代の心の世界を振り返った。心が向くのは赤城の谷の開墾時代である。激しいドラマであった。母の思い出がよみがえる。少年にとって母のことは激しく鮮明である。いずれ私の人生の軌跡を書くつもりであるが、いろいろなことが昨日のことのように身近に迫る。赤城の谷の奥の生活は少年時代に熱中した物語「少年王者」に重なる。この物語は山川惣治作画で、赤城の開墾生活は想像するアフリカの世界に思えた。舞台は中央アフリカコンゴであった。登場人物は日本人牧師牧村勇造と一子、真吾、いとこの美少女すい子、勇造に仕える剛勇の青年ザンバロなどであるがこれら善意の人たちと対立する魔人ウーラ、豹の老婆などが現れる。アフリカは暗黒大陸と言われた。それはジャングルと獣たちの世界で子どもの頃、人食い人種が実在するのかと思いを巡らせた。コンゴはかつてベルギーの植民地で、金やダイヤモンドが豊富でこのことも私の夢を掻き立てる要素であった。時は流れ、アフリカは大きく変化した。最早暗黒大陸ではない。近代化の波が激しく押し寄せている。しかし私には暗黒大陸が懐かしい。全て近代化に覆い尽くされる時は地球の危機に違いない。少年王者真吾が活躍した舞台は守らねばならない。アフリカは私がまだほとんど訪れたことのない大陸である。アフリカらしいジャングルが残されているうちに是非訪ねてみたい。昔、少年王者の歌をうたったことが懐かしい。(読者に感謝)

|

« 「台風6号は大災害を警告する。決断する責任者の判断は大丈夫か。鎌原観音堂の教え」 | トップページ | 死の川を越えて 第236回 »