「ベネズエラの巨大地震は日本に何を訴えているか。正にこの世の地獄である」
◇気候変動による地球の危機は私たちの想像を超えて激しい。南極の巨大な氷塊が溶けて漂っていることは、言われて久しいことだ。南極の棚氷は途方もなく大きい。有名なのはロス棚氷である。これは南極最大の面積で日本の本州ほどの大きさを誇る。南極の氷の40%以上が過去25年間で縮小を続け恢復の兆しは見えていない。この現象は地球の気候の危機と繋がっていることを私たちは認識しなければならない。私たちは南極の氷の存在及びその変化が地球全体にとっていかに重要な意味をもつかについて危機意識が薄いといえる。この状況は日本にも直接影響を及ぼすことであるから、学校教育で声を大にして叫ばねばならない。
世界の気候は海洋に支配されていると言える。従って海流の変化は私たちにとって死活問題であり、海洋国家日本にとっては特に重要である。現在、地球温暖化の影響により海流に大きな変化が生じていると言われる。そして世界の海流に大きな変化が生じていることは、私たちの食生活を大きく揺すっている。海流の蛇行が変化したことで今まで取れた魚が獲れなくなった、逆に取れなかった魚が獲れるようになった等、盛んにマスコミが報じている。私たちの食生活がいかに海に依存しているかを知らされる。私たちは海の恵みで生きていることをかみ締める。日本は国土が狭いが限りない島々を通じて海の幸を享受している。つくづく恵まれた国だと痛感する。
◇ベネズエラの地震は発生後27日を迎えた。27日間は地震に関して特別の意味がある。27日間で生存率が急激に下がるからだ。マグニチュード7超が立て続けに起きた。現地は筆舌に尽くせぬ惨状である。気温は30度を超え強烈な腐敗臭があたりを覆っているという。正にこの世の地獄である。死者は1,430人に達したという。なんの呪いでこのようなことがと考えてしまう。悲劇の状況は政治のシステムと大きく関わっているに違いない。「資源の呪い」を考えてしまう。地震大国日本として学ぶべきことは余りに大きい。日本では首都直下や南海トラフが迫っている。高齢化はまったなしで加速している。災害弱者を救うのは政治の責任であり、日頃の備えが何よりだ。ベネズエラの地震は日本に対して何を訴えているのか私たちはしっかり受け止めねばならない。「天明の生死を分けた十七段」をかみ締める。(読者に感謝)
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