「トランプのまさかの大勝利、その行方は。アメリカ第一主義の結末は」
◇大統領選はまさかの結果となった。カマラ・ハリスの快勝を固く信じていただけにトランプの勝利に衝撃を受けた。アメリカの民主主義とは何だったのか。アメリカの正義は幻想だったのか。国家的大罪を犯した刑事被告人をあっさりと許したのか。嘘の塊のような扇動家に大衆は木の葉のように動かされたのだ。様々な思いが渦巻いた。
6日午後4時過ぎ、最重要州ペンシルベニアでトランプの勝利が濃厚になった。アメリカの民主主義を象徴する州であり、その最大都市フィラデルフィアは独立宣言が採択され「合衆国発祥の地」と言われ、民主主義のいわば牙城であった。
賽は振られた、歴史の歯車が動いた事実を認めねばならない。その上で今後、アメリカはどうなるのか世界及び日本はどうなるのかを冷静に考えねばならない。
◇第47代大統領の椅子を確実にしたトランプ氏は「我が国がかつて目にしたことがないような政治的勝利だ」と勝利宣言。また次のように述べた。「強く、安全で繁栄している米国を実現するまで休まない。全ては米国を第一とすることから始まる」。ここにあるようにあらゆる政策は、彼の言う米国第一が基準になるに違いない。地球環境の危機よりも自国の産業を守ろうとする。だからパリ協定の離脱も広言してはばからない。ウクライナ支援にも消極的である。ロシアとの戦いが正念場を迎えているウクライナ国民はさぞ心細いであろう。トランプはウクライナ戦争を直ちに終わらせると言っているがどのように終わらせるかが明らかだからだ。
山本知事は「米国民は変化を望んだ」とした上で米大統領が誰になるかは貿易や環境政策など様々な面で日本だけでなく群馬県にも影響があるとした。
私が強い関心を持ったのは敗れたハリス氏の対応であった。彼女は新大統領に祝意を伝え協力の姿勢を示した。ほっとして、さすがだと思った。反対の状況であったらトランプはどうしたであろう。暴動に備え窓や扉を封鎖した人々の光景が甦る。
トランプはある意味怪人であり狂人であると思う。78歳にしてあのエネルギーと行動力の凄さは認めねばならない。多くの米国民は強い閉塞感の中でトランプによる変化を求めたに違いない。それが民主主義とか未来への夢でなく目先の現実的利益であっても無理はない。アメリカ第一はどう実を結ぶのか。(読者に感謝)
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