人生意気に感ず「ハッブルは天の川銀河を発見。ハリスは無礼か」
◇27日はふるさと塾で宇宙を熱く語った。本来歴史を説く場であるが宇宙の過去・現在・未来は壮大な歴史の一環。酷暑とオリンピック中ということで参加者が少ないかと懸念したが盛況であった。パリでは、対ドイツ男子バレーが激闘を展開していた。高度で専門的な部分と生活に密着する所を関連づけて話した。人々の好奇心を駆り立てるためである。前者ではハッブルを取り上げた。彼の天文学者としての最大の業績はアンドロメダ銀河の発見である。それは宇宙の認識を一変させた。私はホワイトボードに大きな楕円を描く。その中の一点が太陽系で星の塊がアンドロメダである。「ハッブルは星までの距離を測りアンドロメダが私たちの銀河の外の存在であることを知りました」。その後無数の銀河が発見され、それが超高速で遠ざかっている。膨張宇宙である。話はその膨張はいつまで続くのか逆転現象はあるかと話は発展した。
後者つまり身近な話とはアポロの月面着陸である。1969(昭和44)年7月20日、世界の目はアームストロング船長の一歩に釘付けになった。世界では5億人、日本では7,000万人が見た。船長は言った。「一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては飛躍である」。私はここで一人の人物の紹介と、ある私事を話した。人物は鈴木安雄さん、通称アームさんである。「この人は会社の名前をアームストロングとしました。電話帳ではトップです」。私事とは長女ゆりのこと。この年に生まれたので私の弟は名前をアポロちゃんにしろと真面目に訴えていた。懐かしい思い出である。
◇アメリカの大統領選が新しい局面を迎え面白くなってきた。ふるさと塾の最後に予告した。「8月はアメリカの大統領選をテーマにします。“もしトラ”とか“ほぼトラ”の叫びで暗くなっていた私の胸は明るくなりつつあります」。「カマラ、カマラ」の合唱が聞こえて来るようだ。セーヌ川を進む選手たちの笑顔、獲得が始まったメダルの数、これらはアメリカの理想主義を象徴しカマラ・ハリスの動きと呼応するようだ。
◇トランプ氏とイスラエルのネタニヤフが握手する姿は悪魔の化身を思わせる。もっとも最近のトランプでは悪魔の神通力を失いつつあるようだ。
ハリス氏はネタニヤフ氏に人道的配慮を求め記者団には次のように語った。「多くの罪なき市民の死について私は黙っていない」。トランプはこのハリスをネタニヤフに対して「無礼だ」と批判した。ズレている感じを抱く。こうしている間にもパリの激しい動きが次々に伝わってくる。女子48キロ級の角田が金を獲得した。(読者に感謝)
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