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2024年6月14日 (金)

人生意気に感ず「マンモス都市の女性対決は。今こそ楫取素彦と吉田松陰を。副知事の任期と自治法」

◇有権者は1千万人を超え予算規模は約16兆円でスウェーデンのそれに匹敵。正に東京都はマンモス。このマンモスは今危機に瀕している。小池知事は出馬表明で「首都防衛」と表現した。首都が抱える未曾有の危機が彼女の頭にあるのだろう。私なりにそう想像した。ゼロメートル地帯にひしめく人口。そこに直下型大地震、押し寄せる大津波、呼応するように富士山の大爆発。これらが手ぐすねをひいてその時を窺っている。小池百合子と蓮舫両氏の戦いは既に始まっている。女性の時代という声が高まる中、日本では女性の社会進出が遅れ特に政治の世界ではそう指摘されてきた。首都の女性対決は前代未聞である。こんな興味深い女の戦いはない。問題はどちらが強いか。貫禄は小池氏が圧倒的である。蓮舫氏が飛びけりや頭突きで攻撃しても弾き返されてしまうだろう。大方の観衆はそう見ているようだ。ところで野次馬は意外性を求める。それはウラガネという怪人が現れて蓮舫に秘策を授けることである。天下分け目の夏の陣は時を超えて、戦場は関ヶ原から東京に移された。難攻不落の大阪城の運命は。月曜のブログは「恥を知れ」の石丸伸二の登場である。

◇初代県令楫取素彦顕彰会の総会が迫った。混乱の時代にこそ群馬の原点をということで開くことを決意した。楫取は吉田松陰の義理の兄。楫取は松陰の妹を妻にしたからである。楫取と松陰の絆は思想信条の上でむしろ強い。松陰は萩から江戸へ送られ処刑されたが萩を去る時、孟子の言葉「至誠而不動者未之有也」(至誠にして動かざるは未だこれあらざるなり)を贈った。楫取はこの松陰の情熱と高い志を受け継いで群馬県を築いた。県庁舎南の清光寺は人間尊重の思想を基礎にする浄土真宗の寺。松陰の妹で楫取の妻・寿の努力で作られた。現在、文明の危機が叫ばれ人間の精神が崩れようとしている。今こそ楫取素彦及び吉田松陰の復活が求められている。6月20日を大切な節目としなければならない。

◇宇留賀副知事の任期1年案が自治法に抵触しないのか議論されている。地方自治法では任期は4年と定めるからだ。山本知事は、「任期は4年で、1年というのは議会との約束。全く心配ない」と見解を述べている。自治法上の任期4年を議会との約束で1年とすることに説明不足を感じる。宇留賀氏が自分の意思により1年でやめるか否かという点が重要なのではなかろうか。因みに議長職も自治法上は任期4年であるが1年でやめるのが慣例に。それは「一身上の都合により」と形の上で自らの意思によることになっている。(読者に感謝)

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