人生意気に感ず「健大の勝利を県民のものに、その動きが。国会に人物はいないのか。愛子さまが女帝になれば」
◇上毛新聞のひろば欄の投稿で私は主張した。「健大の勝利を健大だけのものにしてはならない」と。ナインの凱旋に沸き立っているがこの感激を県民の財産にしなければならない。軽佻浮薄に流れる世論の中でずしりと存在感を示した若者たちの姿であった。早速県と高崎市の動きがあった。
県は県民栄誉章授与の検討を始め、高崎市は市文化スポーツ特別賞の授与を決定した。県民栄誉賞は社会に明るい希望と活力を与えるのに顕著な功績があった個人や団体に与えられる。健大の快挙は正にこれに当たる。高崎市の賞もスポーツ分野で大きな成果を上げ、市の名声を高めた個人、団体に与えられる。苦難の道で若者たちを指導した監督が思いを語った。「23年前テニスコートで発足させ、練習を始めたことを思うと涙が出る」。
お祭り騒ぎに巻き込まれないで欲しい。心を鬼にして夏に備えるべきだ。
◇軽佻浮薄な世相と言ったがそれを象徴するのが国会の現状だろう。「国権の最高機関」の規定が泣く。派閥の裏金事件を巡り39人を処分して幕引きを計ろうとしている。私の周りから処分の在り方につき強い批判の声が上がっている。それは岸田首相及び二階元幹事長の処分を見送った点に集中する。二階氏の老いて逃げる姿には哀れさと悲しさを感じる。党の総裁でもある岸田首相が処分の対象にならないのは筋が通らない。最低の支持率の回復及び政治不信からの脱却はとうてい望めないと思う。
今の日本は内憂外患の国難の中にある。その深刻度は歴史を振り返っても珍しい程だ。この嵐を乗り切るには強いリーダーが求められる。ところがしっかりした政治哲学と強い決断力を備えた政治家が全く見当たらないのは惨めなことだ。絶望の波が覆っている。解決策はないのか。政治の主人公は国民である。国民が政治に対し憤りを持つことが原点だと思う。私たちは自分の利害に関わる小さなことには目の色を変えて怒りをぶつけるが大きなことには諦めて怒ることをしない。そのつけが今回ってきたことを知らなければならない。
◇両陛下の長女愛子さまは日赤に就職される。この方が国民の前で発言される様子を何度か見たが非常に聡明であることが伝わってくる。笑顔の美しさに長い皇室の歴史を感じる。この人が天皇になれば日本の社会は一変すると想像した。全国の女性は生き生きと力を発揮するだろう。皇室典範は皇位は男子が継承するとある。将来の日本を考えれば改正すべきだ。(読者に感謝)
| 固定リンク
最近のコメント