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2023年11月 2日 (木)

人生意気に感ず「明日83歳は10キロに。嫌いになるイスラエル。誕生祝いのメッセージを背に」

◇いよいよ明日に迫った。ぐんまマラソンは快晴で夏日の予報である。試合に臨む武蔵の心境を思う。昨日はいつものコースを走った他に大きな鳥取公園を10周した。10キロを走る自信は出来たが制限時間内に走れるか不安が残る。人事を尽くしたのだ。83年生きて蓄積した成果が現われる。コースマップを見て現場を走る自分の姿をイメージする。折り返し点を過ぎ総合スポーツセンター北入口前が第一関門で、距離は5.7キロである。ここまでの制限時間が10時50分。スタートが10時だから55分以内で走らねばならない。かつて全コースを56分で走ったことが思い出される。私は今55分の壁に挑戦しようとしている。この差こそ83歳が突きつける現実である。

◇秋の日差しの中、1万4千人がマラソンを楽しむ光景は平和社会の象徴である。その対極にあるのが地獄のガザである。ガザの戦闘は加速し人道危機は極限状況にある。報道される映像はこの世のものとは思えない。ガザの難民キャンプが空爆され50人以上が死亡したという。イスラエル軍のガザ地区攻撃は1万1千カ所以上と発表された。罪のない市民の命を救わねばならない。イスラエルにとって最大の同盟国であり最も大きな影響力を持つアメリカはこの事態を止められないのか。

 私は今、イスラエルを嫌いになりかけている。私は神秘の国イスラエルに同情と理解を抱いていた。さまよえるユダヤ人、ナチスのホロコーストを耐えた人々、神との約束を信じて建国し、アラブの海の中で奇跡の戦いに勝ち抜いた歴史。しかし、現在の非道ぶりは神を恐れぬ所業ではないか。イスラエルに対し「神は偉大なり」とアラーを称える人々。正に宗教戦争である。西側諸国は十字軍であってはならない。この戦争は根が深く、多くの国が関わり炎の勢いは加速していく。大きな戦争に発展する恐れが出てきた。G7の議長国であり、多くの発展途上国に信頼されている日本が果たすべき役割は大きい。

◇誕生の祝いのメールを非常に多くの方から頂いた。私のブログを日頃読んで下さっていることが窺えるものもある。この場で心から御礼申し上げる。「いつまでも元気で後に続く私たちにその背中を見せ続けて下さい。そして健筆を振るい続けて下さい。それが私たちに何よりの励みになります」と寄せられたHさん、「マラソン完走を願っております」と励ましの言葉を下さったSさん等々。恩師のO先生はわざわざお手紙で心温まるメッセージを。明日はこれら皆様の声を背にして頑張るつもり。(読者に感謝)

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