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2020年7月 2日 (木)

人生意気に感ず「香港安全法の成立。コロナの大津波と人間の欲望。ワクチンの朗報」

 

 

◇中国全人代の光景は異様である。香港安全法成立の瞬間だ。全会一致は日本などでは考えられない。正に一党独裁を象徴する光景である。民主化を求める大規模なデモは記憶に鮮明である。この運動を指導した団体などは相次いで解散した。若者たちは中国本土へ連行されることを極度に恐れているに違いない。巨大国家の恐さはあの天安門事件に象徴される。国家の分断、中央政府の転覆、テロ活動、外国勢力と結んで国会の安全を脅かす行為などが禁じられる。これらに違反したとして逮捕された場合、違法性を審理する裁判官に司法権の独立は認められなくなった。

 

 法の成立を急いだ目的は9月の議会選挙対策にある。香港に認められていた高度な自由を踏みにじる巨大な歯車が回り出した。コロナの嵐が吹き荒れる中の出来事である。この選挙の行方は11月の米大統領選と共に、私たちは目を離すことが出来ない。コロナ対策の最大の武器は国家間の対立を乗り越えた連携である。そのための究極の基盤は民主主義だと信じる。

 

◇安倍首相は「ほぼ収束した」と述べて緊急事態宣言を前面解除した。しかし今、この決断を疑わせる事態が頭をもたげようとしている。30日の新規感染者数は138人で、これは宣言解除後最多である。この数字には海外からの感染者も含まれている。検疫でも6人が認められたのだ。背景には世界の感染者1,000万人超、新興、途上国の猛威という現実がある。南海トラフ型の巨大地震、巨大津波が確実に近づいているが、私たちは現在コロナという地球規模の津波に見舞われている。この巨大津波は目に見えない故に緊張感と恐怖心を鈍らせている感がある。このコロナの津波は東京や横浜の歓楽街を直撃している。これらの都市で、ホストクラブの集団感染が発表されている。無知と欲望の現実の姿があらわになっている。コロナは夏に弱いという定説も疑わしくなった。何十億年という歴史をもつコロナは想像を超えてしたたかである。薬に対しても直ぐに耐性を身につけるから、暑さに対する耐性も既に得ているのかも知れない。

 

◇このような状況下の朗報はワクチン治験が国内で初めて開始されたこと。医療企業のアンジエスが大阪大と共同開発したもの。今年度中に20万人分の生産が可能だという。開発競争は国内外で激しい。コロナと人類の生存競争は続くが勝利の日は必至。一人一人の忍耐と協力がカギなのだ。(読者に感謝)

 

 

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