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2020年6月30日 (火)

人生意気に感ず「アメリカ南部の惨状・第二波が。像の破壊と差別。香港・民主主義の危機」

 

 

◇コロナ襲来の現実は引いては押し寄せる大波のようだ。感染者及び死者の数で主位の座を維持しているアメリカに於いて、第二波の巨大な大波が押し寄せている。南部の州の感染が凄い。早期の経済再建に踏み切ったことと深く関わっているに違いない。そしてこの勢いは西部諸州に及んでいる。

 

 テキサス州の25日の新規感染者は過去最多の約6,400人である。アリゾナ州、アラバマ州も過去最多となっている。これらの状況は何を物語るのか。経済再建との綱引きといえる。コロナの対策を有効に進めつつ経済再建に踏み切らないとこういうことになる。パンをくれと空腹を訴える子供に親は毅然とした対応を示さねばならない。テキサス州の知事は再建への踏み切りが早すぎたことを悔いて「過去に戻ることができればバーの再開を遅らせたい」と語った。

 

 テキサス州といえば数々の西部劇の舞台である。先日、映画アラモを観た。数年前はヒューストンを訪れた。躍動する広大な大地が今コロナ戦の舞台となっている。

 

 私は「ふるさと塾」で、人種差別はコロナ戦で大きなマイナス要素であることを訴えた。コロナ対策で最も重要なことは力を合わせ助け合うことだが人種差別はそれに逆行するからだ。しかし、このことと現在アメリカばかりでなく欧州でも行われている「像」の破壊は別である。アメリカでは先日もルーズベルト元大統領の記念像が倒された。トランプ大統領は「歴史を消し去る行為」、「偉大な国に対する不法行為に厳罰を」と訴えている。この点は、過去の歴史的事実を尊重する意味で共感を覚える。大衆は時に感情に動かされパニックに陥る。中国の文化革命で多くの記念碑が破壊されたことと重ねてしまう。大衆のパニック状況はコロナの思うつぼである。一時的な感情は差別と偏見の温床である。

 

◇香港の反体制活動に対する取り締まりが格段に厳しくなろうとしている。国家安全法制度導入が異常な急ピッチで進められている。香港の一国二制度、香港住民の高度な自治と自由が脅かされている。行政長官が本国から派遣される顧問のあやつり人形にされる。香港で公職に就く人は中国政府に忠誠を宣誓しなければならなくなる。中国に反抗する者を中国大陸に連行できるようになる。中国はコロナの渦の中で敢えて強行姿勢を貫こうとしている。(読者に感謝)

 

 

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