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2019年6月12日 (水)

人生意気に感ず「札幌の驚くべき虐待、畜生にも劣る所業。池田小を振り返る」

◇札幌市の女児虐待の真相は何なのか。池田詩梨ちゃんの衰弱事件は、私の黒い想像をかき立てる。母とその愛人らしい男が逮捕された。男性の容疑は十分には明らかにされていないが、首からのぞく入れ墨がおどろおどろしい。21歳の飲食店従業員だという。女児の母はどういう女なのか。入れ墨の男は鋭い目付きでカメラを睨んだ。3人が同居していた空間に詩梨ちゃんを包む愛情の欠片はあったのか。2人の逮捕容疑は傷害罪である。「子どもの泣き声がする」と通報を受けたことから捜査は始まった。顔、肩、腕に複数のあざのようなものがあり、足の裏にはタバコの火を押し付けたとみられる火傷痕があった。今、注目される点は足の裏の絆創膏である。母親ははがして見せることを拒み「ヘアアイロンを間違えて踏んだ」と説明している。事実はやがて明らかになるだろう。この種の事件が稀ではなくなっている。かつて、幼児を残して遊びに出た若い母親の事件があった。幼児は冷蔵庫の物を食べ尽くして飢えて死んだ。母親は声が漏れないようにと戸の隙間をテープでふさいだ。これらの事件の予備軍的なものが今日の社会には無数にあるのではなかろうか。あるお婆さんが私に言った。「昔は子どもをとったのに、今は男なんだねえ」と。享楽の波に逆らって生きる力は人間としての精神の力である。これがなければ動物と変わらなくなってしまう。いや、ある面動物にも劣ることになるだろう。動物は本能のままに生きるが、子を守る本能も生来のものとして持っているからだ。人間にとって子を守る力は本能というより後天的な倫理的要素が強い。

 我が家には、トコという猫がいる。もう老猫になってしまったが、かつて子を産んだ時、犬などが近づこうものなら猛然と向かっていって、その勢いは驚くべきものであった。「犬畜生に劣る」という言葉があるが、それがあてはまるような実態が今日の社会の深淵に横たわっているように思えてならない。現代社会の病巣でありガンである。日本は今、亡国の淵に立たされている。

◇あの池田小事件から早くも18年が経った。10人が殺され13人が重軽傷を負った。死者のうち8人が生徒だった。犯人は死刑になった。あの驚くべき惨事は突発的な稀な事件では決してないということが今振り返って実感される。あれ以来、無差別の殺傷事件が次々と起きている。約1,400人が黙祷を捧げた。(読者に感謝)

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