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2019年6月21日 (金)

人生意気に感ず「ハンセン病のパネル展。新中国大使の信念。トランプの出馬表明」

◇ハンセン病のパネル展が19日から県庁で行われている。誤解や迷信が深い人権侵害に結び付いたことを知る機会である。そのことを雄弁に語る金属製の箱が置かれている。かつて楽泉園にあった郵便箱で、中にはホルマリンの容器があった。そこで気化するホルマリンにより郵便物を消毒することが目的であった。私の小説「死の川を越えて」の中で、ある村でハンセン病が発生すると警察を中心にした消毒が徹底的に行われ、そこから嫁に行った娘は離縁され、ハンセンを出した一家は地獄におちることが描かれている。全国的に「無らい県運動」が展開された。郵便箱はこれらの出来事の象徴である。会場の一角に藤田三四郎さんの歌が置かれている。「定位置にルーペとペンと春炬燵」。この句が盲人文芸大会で一位になったとき、三四郎さんはまだルーペで文字を見ることが出来た。現在93歳で、ルーペでも文字は見えない。過酷な人生をこの句は静かに語っている。現在草津の楽泉園では「人権の碑」の建立が進められている。私はこの碑の建設委員会の委員長としてパネル展の展示物を一つ一つ見詰めた。

◇7月11日、群馬県日中友好協会の総会が開かれる。また7月2日には都内のホテルで孔鉉佑駐日中国大使の着任パーティが行われる。米中の対立が激化している最中、孔大使が何を語るか注目される。当然米中の貿易摩擦が主に語られ「一帯一路」も触れられるだろう。大使は既に「河海は細流れを択ばず故に深きを成す」と信念を新聞上で発表し、一帯一路については「中国経済は一つの大海であって暴風豪雨に見舞われても大海は依然としてそこにある」と信念を述べる。私には「中国ナンバーワン」の表明と見てとれる。世界の覇権を競う米中の対立は激化している。

◇一方で「アメリカナンバーワン」を掲げるトランプ大統領の意気は、大統領選を前に増々高揚している。18日フロリダの集会で大統領選出馬を正式表明した。前回の標語「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン(米国を再び偉大にする)」を踏まえて今回は「キープ・アメリカ・グレート(米国の偉大さを維持する)」の新標語を打ちあげた。民主党を左翼ギャングと攻撃するなど派手な演出がアメリカ人の好みに合って受けているようだ。米中の間に立って日本は冷静に役割を果たさねばならない。群馬日中友好協会もこの状況を重視しなければならない。(読者に感謝)

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