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2019年5月 2日 (木)

人生意気に感ず「令和始まる。新天皇のお言葉。象徴の意味。」

◇令和の時代が始まった。日本中が沸き返っている。それは新聞やテレビが天皇の報道一色になっていることに現われている。私は主な新聞を全て買った。それぞれの新聞の取り上げ方は大方一致して祝意を述べ新しい時代の希望を語り、中には平成を振り返っている記事も多くあった。

 祝意一色で暗いイメージがないのは生前退位の故である。これまでの退位は天皇の崩御に伴うものであったためその悲しみが同時に全国を覆った。

 新天皇の初めのおことばを聞いた。「常に国民を思い、国民に寄添いながら憲法にのっとり日本国及び日本国統合の象徴としての責務を果たすことを誓います」。その表情は自然体で気張るところがなく威厳が感じられてよかった。この場面を見て、安心感を抱いた国民は非常に多かったに違いない。私はこのおことばによって、新天皇は憲法で定める「日本国の象徴」と「日本国民統合の象徴」という役目の一歩を果たされたと感じた。

 憲法には象徴とはこれこれという、その内容についての定義はない。それは平和憲法、人間尊重の理念を天皇御自身がしっかり踏まえて行動で現していくことになる。その決意が「常に国民を思い」、「国民に寄添い」、「憲法にのっとり」の文言の中に現われていた。それは平成天皇が長い間、各地の国民に触れてきた姿に如実に示されていた。このことを新天皇がしっかりと受け止めておられることが、おことばの次の部分から見られた。「上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます」である。

◇生前退位は江戸時代の光格天皇以来である。光格天皇については「ふるさと未来塾」で語ったことがあるが、質素を好み飾ることを嫌い、民に寄添ったといえる天皇である。平成天皇も令和天皇も手本とすべき天皇として胸の中にあるのではないかと私は思う。あの浅間の大噴火、そして大飢饉の時に即位した。人民の惨状は人肉までむさぼる程で、天皇は敢えて幕府に民の救済を申し入れ、幕府もこれを容れて動いた。朝廷の権威を天下に示したのである。伝えられる肖像はいかにも優しく感じられ、平成、令和の天皇にどこか似ておられる。その表情の下には民を思う強い決意があったのである。私は、光格天皇は国民統合の象徴としての役割を果たされたと信じている。(読者に感謝)

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