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2019年4月 2日 (火)

人生意気に感ず「4日目の『知行合一』計は我が方寸にあり」

◇県議選の4日目を迎えた。苦しい情況の中で私の第一回を振り返る。様々な光景が鮮やかによみがえる。告示の直前になってやっと選挙事務所が決まった。決まりかけては駄目になることが重なった。他陣営の妨害だといきり立つ者もいた。最後にやっと決まった場所は、小坂子町の外れ、人家の少ない所にぽつんと立つ建設会社の事務所(第一建工)のプレハブであった。地元の組織的支援は皆無に見えた。市街地の支援者は「行けども行けども事務所に着かない」と嘆いた。

 強い風が吹くとプレハブの屋根が爆撃を受けたように鳴った。そして、遂に投票日の夜を迎えた。正に息を呑む瞬間だった。200票の差で落選。夜のプレハブ小屋を埋め尽くした人々はいつまでも去らなかった。熱気がみなぎる中で誰かが叫んだ。「負けたのではない。票がわずか足らなかっただけだ」と。30年以上も前のあの声が私の耳の底に焼き付いている。私は、このブログの文を、今日選挙事務所の壁に貼ろうと思う。選挙の原点と選挙の辛さを示すこの一文が陣営の人々に刺激を与えることを信じて。

 思えば、あの「落選」は私の貴重な財産となった。一票の価値をかみ締めることが出来た。あの落選があったから、私はその後上位当選を続けることができた。選挙というものの意義を肌で知ることができた。政策を訴え、それによって有権者と心の絆を築く。これこそ民主主義の原点だと今でも振り返るのである。

◇世の中は大きく変化した。立候補者がいないという状況が各地で生まれ、私が経験したこの前橋ですら、無投票を迎えるところであった。今、一変して激戦となっている。この無投票を回避させたものは、清水ますみ氏の決断だった。この人は初めての記者会見で、事務所も設けず街宣車も走らせないと表明して世間を驚かせた。信念となっている政策を訴え、かつ無投票の回避だけが目的であったのだ。私は出馬する以上、勝利を目指さねば有権者を欺くことになると説得した。しかし、「知行合一」を目指して決断した勇気に打たれて私は事務長を引き受けた。「知」、すなわち日頃口にしている政策、「行」それを実現するための行動、この二つを結びつけさせる「知行合一」こそ、今求められていることである。花の下の酔客が「どうせ口だけだろう」と言った。知行不合一が政治不信の大きな原因であることをこの酔客は鋭く突いている。皆さん、この大義を信じて中盤を戦い抜こうではないか。(読者に感謝)

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