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2019年4月18日 (木)

人生意気に感ず「フランス革命の地でノートルダム大炎上。特殊詐欺の驚くべき実態」

◇衝撃の映像が世界を走り人々は驚愕した。何とノートルダム大聖堂が紅蓮の炎に包まれて炎上する姿である。私は県議会にいた頃、行政視察で訪れたことがある。高い塔の中、薄暗い空間に多くの人々が祈っていた、しんとして物音ひとつしない荘厳な雰囲気だった。あれが燃えるとは信じられない思いである。ゴシック建築を代表する建物は堅固な石積みの建物の筈。不思議に思ったら多くの木材が使われて火の回りを早めたという。約700年前に造られたこの大聖堂はフランス人の心のよりどころと言われた。フランス人の落胆は大変なものであろう。

 マクロン大統領は、大聖堂はフランス人の文化や歴史そのものだと語り、再建を宣言し寄付を募った。これに応えるように驚くべき額の寄付金が集まっている。パリ市長は約63億円を、高級ブランドの創業者は約253億をと続々と寄付の表明が続いている。文化と伝統を大切にあるフランスの国民性が分かる。また一つの国を象徴する歴史遺産の重みが分かる気がする。

◇現代の犯罪で不思議なのは特殊詐欺である。長く続いて一向に減らない。高齢者を狙い、あらゆる文明の利器を使う点で現代社会の象徴的犯罪といえる。最近は犯行の拠点を国外に移し、この犯罪に国境はなくなってきている。最近、タイで大規模な犯罪拠点が摘発された。犯罪グループが借り入れた拠点の一軒家は家賃約22万円、プール付の豪邸で、52台の電話が押収された。捜査関係者はコールセンターのようだったと語っている。驚くべき手口の実態が明らかにされている。巧妙に手に入れた資料を使い、メールを一日に数万通送信する。すると200人に1人の確立でマールの連絡先に電話があったといわれる。15人の犯罪グループは、定期的に反省会を開いていた。「トークが長すぎる」、「もっと自信を持った方がいい」などと研究し合い、壁には騙した件数を示す棒グラフが貼られていたという。まるで中小企業の販売員の光景を思わせる。このような拠点の摘発が世界的に広がっているようだ。犯罪グループが文明の利器を利用するのだから捜査する側も文明の利器で対抗すべきで、こちらは遥かに有利な条件にあるのだからもっともっと成果を挙げねばならない筈だ。特殊詐欺の特色は日本人の精神をむしばむシロアリというべき点にある。騙し合いの社会が広がることは日本の危機である。(読者に感謝)

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