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2019年4月17日 (水)

人生意気に感ず「中国訪問団と会見。書と日中友好。難病の人に書くことを勧める」

◇中国の訪問団22名と昼食会を。上海師範大学の人々である。日本側の日中友好協会理事等を入れて総勢35名。中国の客には5歳の女の子もいた。6月か7月に子どもたちの書と絵の交流展を行うがその下見等が目的である。2・3年前、芳賀小学校で上海の少女が皆が見ている前で巧みな藤の花の絵を描き驚かせたことが思い出される。あの少女は今どうしているであろうか。

 私は心臓太く中国語で挨拶。中国語の持ち駒は少ないがそれを組み合わせると結構挨拶になるものである。上海語の方言「ダガホー」(こんにちは)にどっと拍手。この人たちを明日は東大の中を案内する。中国の書道界は日本の書道に注目している。そこで東京大学に於ける書の取組を視察したいと言ってきた。学生の書道部との調整がつかず、中文(中国文化研究会)と交流することになり、私がいた西洋史研究室も訪ねることになった。明日は午前10時、安田講堂の前で合流する。

◇訪問団の人々の表情にも日中関係の好転が感じられる。私はこの人々と話す中で協会成立時の緊張を思い出す。人口14億の巨大な国は政府の方針や情勢が一挙に変化する。2013年(平成25)にこの協会が船出した時は尖閣問題で荒れて大変だった。しかし、その時でも民間交流の大切さは変わらなかった。振り返って、国家間が大変な時こそ、民間の友好が支えになることを経験した。

◇今、午前2時。静かである。騒然とした社会にこんな静かな時がと思える程だ。「草木も眠る丑三つ時」という。昔から変わらない時間帯なのだと思う。私にとっては貴重な財産の時間。この時間に原稿用紙に向かう習慣は私の支えになっている。私は間もなく79歳になるが身体と精神にそれ程衰えを感じないのは書くことと走ることのお陰である。

◇昨日、私の体験から思いついたことをある女性に勧めた。長いこと難病に悩むこの人から、ある日手紙を受け取った。立派な文章が綴られていた。会って話を聞くと職場の対人関係で苦しんでおられる。昨日は2度目の話し合いであったが、聞いていてひらめいたことは、この人の苦難の歩みはこの人の財産であること、それを文章で表わすことで道が開けるに違いないということであった。「死んだ気になればできるではないですか」という私の言葉にこの人は頷いておられた。私は決断を期待し側面から支援しようと思った。筆の力が自分を支えることを、そして難病の前途を開くことを願った。(読者に感謝)

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