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2019年3月25日 (月)

人生意気に感ず「引退するイチロー。日本人の心意気を示した男。ひろばに載った私のこと」

◇スタンドが総立ちとなって声援を送った。イチローが引退する歴史的瞬間であった。27歳で渡米、全人未踏とも言うべき数々の記録を打ち立てた。私は、この人の精神力に脱帽してきた。孤独に弱い日本人である。イチローを支えたものは一歩一歩積み重ねた実績だったに違いない。私はイチローにかつて武士が孤剣を腰にして武者修行した姿を重ねた。国際化時代、21世紀の世界を股にかけた日本人武芸者であった。引退のインタビューで語る一語一語に厳しい修行に裏付けられた重みがあった。「イチロー、さよなら。ありがとう」私は心からの声援を送った。陰で支えた妻の存在は大きかったに違いない。

◇政府はイチローに国民栄誉賞を与える方向だ。真にこの賞に値すると思う。菅官房長官は「子どもたちに夢と希望を与え続けてきたスーパースターだ」と評して授賞の考えを語った。私は日頃、多くのアジアの留学生と接する中で、彼らの勇気を讃えると共に日本人の若者が気力を失っている姿に落胆してきた。イチローの姿はそんな日本人に限りない刺激剤になる。道徳教育のお手本である。イチローが今後、その体験を生かしてどんな人生を送るのか楽しみだ。福島の原発被災地の人々、特に子どもたちは大きな励ましと勇気を得たことだろう。

◇24日の上毛新聞の「ひろば」の欄で私のことを語る記事を発見して驚いた。投稿者は7年前の原発反対集会に出た私のことを記述する。自民党現職の県会議員として登壇して、激しい野次を浴び、私が「黙れ」と応酬した場面である。投稿の主桂一郎さんは自民党政権の国策を批判して「ヤジを飛ばした人たちの気持ちも理解出来ます」と語る。この人の深みのある記述に私は心を打たれ、その時の野次を許す気持ちを深めた。桂さんは私のことを「敵陣のような集会でスピーチした勇気には今も敬意を表します」と語っておられる。私はあの時、赤い旗が炎のように揺れるあたりに激怒の声を投げかけたが、冷静にかえった時、野次の声も私と同じことを目的にしている同志と気付き自分の短気を反省していた。7年前の反原発集会は千人とも思える盛り上がりであったが、今年は200人足らずに見えた。これは何を意味するのか。原発事故の風化は防がねばならない。冷静になった底辺から真の国民の声が芽生えることを期待する。(読者に感謝)

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