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2019年2月 1日 (金)

人生意気に感ず「呆れた官僚のゆるみ。東京五輪・パラリンピックと役人の役割」

 

◇国会が始まって激しい論戦はまず不適切統計に向けられた。厚労省の失態ぶりには呆れるばかりである。統計は政策立案及びその適否を判断する基礎資料である。民主政策を支える基盤をつくるものだ。政治に対する信頼が地に落ちている時にこの事件がおきた。野党が「国家としての基礎が揺らいでいる」と批判しているが当然である。

 

 統計が不適切に作られたことが最大の問題であるが、発覚したあとの対応はそれに劣らず重要な筈である。根本厚労相は調査を担う特別監査委員会について有識者だけで構成し中立性を明確にすると述べていたが聞き取り調査の多くは「幹部を含む身内の職員だけ」で行われた。これでは客観性や公正さに疑義が生じるのは当然である。保管義務の違反も指摘されている。義務づけられていた一部基礎データが破棄・紛失していたという。官僚の志気がゆるんでいるのだと思う。かつての官僚は高い志があった。あらゆるものが惰性に流されている。「官僚よおまえもか」と言いたい。自民党一強のおごりが強く影響しているのではないか。日本の民主主義を辛くも支える要素は優秀で堅実な官僚の存在だと思っていた。

 

◇「大変な時代」の第一にあげられるのは目前の五輪・パラリンピックに関する巨大災害対策である。五輪・パラリンピックは東京で行われるが首都直下がこれに重なったら目も当てられない。南海トラフ巨大地震とて同様である。

 

 国交省はこれらに備える対策計画を改定した。石井国交相は、命と暮らしを守るために総力を挙げて対策を強化するよう職員に指示した。海外から大変な観客が来るのは確実だから万一の時は未曽有のパニックになる可能性がある。対策の司令塔の中心は官僚である。正にその真価が問われる。公共のために命をかけるサムライの精神が求められるのだ。

 

 日本語が分からぬ人のために避難場所等を絵文字で示す工夫、災害情報の多言語化などが急務。また、避難する人々は会場周辺に集中するだろうからその対策には特別の対策が必要だ。物資の備蓄を増やし、海や川を使って物資や人を運べる準備も不可欠であり、また群馬県の役割は重要だ。東京に迫る事態を他人事と思ってはならない。安全神話から目を醒ます時代だ。(読者に感謝)

 

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