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2019年2月20日 (水)

人生意気に感ず「県都前橋の無風の意味。ある不思議な夫婦の来訪」

 

◇県議会第一回定例会が18日開会した。時代が大きく変化する中の節目の県会となる。大沢知事が今期限りで引退する。大沢さんは「7月までの任期いっぱい全力を尽くして職責を果たしたい」と決意を語った。引退する政治家の胸中は複雑だろう。大沢さんの胸には様々な出来事が去来しているに違いない。

 

 4月には県議選、7月は知事選である。私は自分の7期、およそ28年を重ねて振り返る。県都前橋の県議選は常に激戦だった。初陣の時、元東大総長林健太郎先生が応援に駆け付けてくれ、「歴史を活かした政治家になれ」と励ましてくれたことが昨日のように思い出される。恩師林先生はゼミ生のために県民会館の演壇に立たれた。以来、「歴史を活かした政治家像」は常に私の目標であり、同時に課題となった。

 

 今、改めて7期の県政を振り返れば、地方の政治の根底には常に民主主義及び憲法の基盤があった。これらの理念は歴史の視点なしには空理空論になる。地方に於いてこそ、これらの原理は重要である。これを踏まえた論戦が熱く行われないことが地方に於ける民主主義の危機である。

 

 選挙は民主主義を支える柱である。その意味で県都前橋の激しい選挙戦はやりがいのある戦いであった。4月の県議選が迫っているが、このままだと前橋は無投票になりそうだ。正に民主主義の危機である。県民の中には、選挙の意義を認めない人も多い。投票率の低さはそれを物語る。しかし、この無関心さこそ民主主義の危機の根幹に違いない。本当に県都の8議席は無風の中で存続するのか。息を呑む瞬間が近づいている。

 

◇先月21日、不思議な御夫婦が相談に訪れた。県議選への出馬を考えておられた。女性は昔、学習塾をしていた頃の塾生である。半世紀以上前の光景が時と空間を超えて甦った。この女性は私の手を握って涙を流していた。私はお二人の勇気を称えつつも、選挙の現実とその厳しさを語った。私の対応は彼らの熱い心に水をさすことになってしまったであろうか。

 

◇草津の楽泉園に春が訪れようとしている。重監房に象徴されるハンセン病施設の春は「人権の碑」と共に訪れる。多くの期待の声と寄付金が寄せられている。冷たく漂う世相の中での救いの姿である。差別と偏見は尽きないが、この碑が新たな芽となって役割を果たそうとしている。(読者に感謝)

 

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