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2019年1月16日 (水)

人生意気に感ず「北方領土は還るか。強制抑留、鳩山一郎、国交回復。前橋は無投票か」

 

◇北方4島が本当に還ってくるのだろうか。情況が大きく動き始めたのは事実だが、その成果に関してはにわかに信じ難い。歯舞、色丹、国後、択捉の4島なのか歯舞、色丹の2島なのか。日ソ共同宣言で引き渡すことを明記しているのは歯舞、色丹の2島である。

 

◇私は平成17年に上毛新聞社から「望郷の叫び」を出した。シベリア強制抑留地を元抑留者と共に訪ね、過酷な実態を取材したものである。この中で、瀬島龍三や石田三郎等長期抑留者が日ソ共同宣言による国交回復によって帰国できたことを取り上げた。当時の鳩山一郎首相が自らモスクワに乗り込んで結んだ文書である。この宣言の中で「平和条約締結後に歯舞、色丹を現実に引き渡す」こと及び「日本人抑留者を帰国させること」が書かれていた。平和条約は実現できないまま今日に至っているが、国交回復後は両国の議会で承認が得られ、ソ連は直ちに動き最後の抑留者の帰国が実現した。私には北方4島も、最後の抑留者ではないかという思いがある。

 

 日本人抑留者は奴隷のように従順で卑屈だと言われたが、最後にサムライとしての意地を示したのがハバロフスク事件であった。私は石田三郎を中心とした決死の、そして見事な抵抗ぶりを描いた。この事件の終決は昭和31年3月であり、日ソ共同宣言の調印はこの年10月であった。

 

◇日本の国民感情が最も悪い国はロシアである。その主な原因はシベリア強制抑留である。安倍首相は戦後外交の総決算と言っている。ソ連はしたたかで恐い国である。人道上の観点からは動かない。冷たい計算で動く国である。シベリアの開発及び当面の行き詰ったロシアの問題の解決にはどうしても日本の協力が必要だと踏んでいるのだ。日本が全面的に協力するには、平和条約を結ばねばならない。プーチンの強力な独裁権力が重い扉を開かせる可能性をもっている。日本の歴史、そして世界の歴史の大きな歯車が回ろうとしている。ラブロフ外相と河野外相が14日に会談した。これを踏まえて安倍首相とプーチン大統領が22日に首脳会談を行う。息を呑む瞬間なのだ。

 

◇昨日(15日)、久しぶりに県議会の自民党控室を訪ねた。団会議が終わった後らしくほとんどの議員が顔を揃えていた。温かく迎えられたが、県議選が近づく中で、前橋・高崎も無風らしいと知って驚いた。民主主義の危機を緊張感のない控室の空気から感じた。(読者に感謝)

 

 

 

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