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2019年1月25日 (金)

人生意気に感ず「人権の碑・記者会見で。科学の進歩と人権・ゲノム編集」

 

◇昨日、草津の「栗生楽泉園」に向かった。晴天であるが外気は氷点下で車の正面に迫る山は吹雪に半ば包まれている。「人権の碑」建立に関する記者会見は午後1時半に始まる。私は、建設委員会の委員長である。始まる前に楽泉園自治会会長の藤田三四郎さんを訪ねた。最近病室が変更となり新しい病室までの距離は驚くほど長い。92歳の老人はこの日いつもより元気に見えた。パリッとスーツに着替え、記者会見に臨む意気込みが窺えた。会見室には数社が集まっており、NHKのカメラも見られた。その場の雰囲気はハンセン病に対する世論の関心の高さを反映しているようであった。車いすの藤田さんの姿からは静かな迫力が漂い、それだけでハンセン病の過酷な歴史を物語っている。事務局長の大川さんの司会により、藤田さんと私が短く挨拶し、質疑応答が行われた。

 

 記者たちの関心は碑を建てる目的、碑文の内容、その費用と設置場所などが主なものであった。碑文に関する私の発言の主な内容は次のようなものであった。ハンセン病の史実を正しく伝えること、史実としては元患者たちの苦しみ、差別、偏見を助長した国の誤った政策、それを追及し勝訴した国賠訴訟のこと、国の政策の象徴ともいえる「重監房」のこと等であった。

 

 また、記者の質問には碑文はハンセン病に限るのかそれ以外の事にも及ぶのかという点があった。私は、ハンセン病に限らぬことを説明した。その理由として、国賠訴訟の証言に於いて施設の外の一般社会の中に目に見えない差別の壁があると指摘されたように社会に存在する差別を問題にしなければならないことを話した。

 

 碑建立への協力要請の発信は始めたばかりであるが事務局に寄せられる反応は驚く程大きい。事務局長はラブレターを受け取るような気持ちだと私に語った。この日の報道によってこの反響が加速されることを願っている。

 

 ある社の記者が私の小説「死の川を越えて」の売上の一部を寄付することが報じられているがと私に質問した。私は既にある額を振り込んだと告げた。

 

◇科学技術の進歩と「人権」が新たな問題を起こしつつある。中国では遺伝子を狙い通りに改変するゲノム編集技術を利用して、実際に双生児が誕生していることが確認されたという。遺伝子編集の結果は子孫に受け継がれる。「神の領域」を侵すことで人権を侵す危険が大いにある。科学と人間の尊厳の両立が問われる。(読者に感謝)

 

 

 

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