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2018年12月12日 (水)

人生意気に感ず「性暴力とノーベル平和賞。胃カメラを呑む。医との付き合い」

 

◇ノーベル平和賞のムラドさんのことは全世界に衝撃を与えた。自ら性暴力を受けた事実を実名でテレビで語る。事実は小説より奇なりというが信じがたいことだ。受賞決定後の記者会見で「声を上げられない人々の声になる」と語った。イスラム過激派の性暴力はこれが人間か、人類は動物から進化を遂げていないのではないか、宗教を掲げているが、宗教とは何か、等々のことを突きつける。

 

 ISは若い女性を奴隷として拉致、一人の女性を何人もの男が繰り返し暴行し「転売」するという。一個の物として扱っている。ムラドさんは次のように語った。「私は自尊心を失っていない。私たちは闘わなければならない」。自尊心こそ人間の本質である。地獄の情況で人間の本質を失わなかったことに私は感動した。価値あるノーベル平和賞である。

 

◇昨日(11日)、胃カメラをのんだ。口頭、食堂、胃、全てきれいで、医師は「胃壁につやがあります」と語った。私は目の前に映し出される自分の体内を見詰めた。78年間、私の活動を支えてきた胃は、言わば私の命を燃やすカマドである。画像を見ながら子どもの頃を思い出した。やんちゃな私は面白がって小さなフナやドジョウを生きたまま呑んだ。フナは直ぐ動かなくなるがドジョウはわずかの時間くねるのを感じた。あのあたりで、と私は胃の中を眺めながら70年も前の悪戯の現場に立ち返った思いであった。カメラを操作する医師の気配から温かいものが伝わる。私はこの医師が中学生の頃家庭教師をしていた。週一回、夜の時間、この医院の院長室で英語や数学を教えたことが懐かしい。時々診察の時、昔の勉強のことを話すことがある。良いかかりつけ医を持つことは健康長寿の秘訣である。思いを巡らしていると耳元で声がした。「異常はありませんよ」。生きられる幸せを実感した瞬間であった。

 

 2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死ぬ時代に生きている。そう思うとカメラに映った生き生きした赤い胃壁が不思議に思える。平成最後の年に健康で生きる力を実感できた。今年の私の10大ニュースの第一は前立腺の手術をし、その後で群馬マラソンの10キロコースを完走したことである。人生百年時代を迎えた。マラソンの百年コースを走っている。

 

 今日は高崎の寺で「甦る楫取素彦」と題した講演を行う。群馬の原点を語るつもり。(読者に感謝)

 

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