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2018年11月 9日 (金)

人生意気に感ず「中間選挙に見る闇と光。今月のふるさと塾は宗教」

 

◇アメリカの中間選挙を遠くから見て思うことは民主主義の危なさである。大衆迎合主義に陥りやすい。それは衆愚政治に近づく。このことを如実に示したのがトランプ大統領の出現である。大衆にとって最大の関心は経済である。トランプのアメリカ第一主義の強行政策はアメリカ経済の大きな回復をもたらした。大衆がトランプに熱狂する光景はかつてのナチス・ヒトラーの出現を思わせる。

 

 しかし、アメリカがナチスと大きく違う点は賢い大衆の存在である。今回の選挙で民主党が下院を征したことはこのことを物語る。最高権力の独裁的傾向を正しい方向にコントロールする力こそ、アメリカの民主主義にとっての救いなのだ。

 

◇トランプ大統領に対する反発の受け皿として民主党は多くの女性や社会的少数派ともいうべき候補を立て、それは成功したといえる。CNNなどの調査によれば、投票した女性有権者の59%が民主党に投票した。また、この調査では「アメリカが間違った方向に向かっている」と応えた人は54%で「正しい方向に向かっている」と応えた人は42%だった。

 

 初当選を果たした2人の女性の輝く笑顔が印象的である。1人は「社会主義者」を自称し、ニューヨーク州から出た29%のオカシオコルテス氏、もう1人は初のイスラム教徒下院議員となるオマル氏である。2人の当選の背景にはアメリカが間違った方向に向かうことに対する若者たちの危機感が感じられる。2人の女性議員のこれからの活躍に注目したい。

 

◇今月の「ふるさと未来塾」は「宗教」がテーマである。宗教は人間の心の奥深いところと結びついた問題。物理学が宇宙の秘密を解き明かす時代になっても、宗教の力は変わらない。宗教は文明の発展と共に存在し、古くて新しい問題なのだ。イスラムの過激派の人々の中には今でも欧米との対立を十字軍との戦いと呼ぶ人々がいる。そこには科学的知識が遅れた人々と片付けられない問題が潜んでいる。

 

 アメリカの中間選挙でイスラム教徒の女性が下院議員に当選したことは驚くべきことだ。イエスはユダヤ人であるが、ユダヤ教の形式主義・戒律主義を批判してキリスト教を誕生させた。キリスト教の本質は本来「寛容」の精神である。トランプ大統領のアメリカ第一主義は寛容を否定するものだ。17日(土)、午後6時半。どなたでも歓迎である。(読者に感謝)

 

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