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2018年11月30日 (金)

人生意気に感ず「福田元総理と話す。ハンセンの碑、マララのこと。ゲノム編集」

 

◇昨日(29日)は、上京し元総理の福田康夫さんといくつかの重要課題につき話し合った。草津の栗生楽泉園に人権の碑を建立すること、パキスタンのノーベル賞受賞者マララさん招へいの件などである。人権の碑はハンセン病で亡くなった多くの人々の慰霊を兼ねて人権を学ぶ場を作ろうとするもので、福田さんも発起人の一人になっておられる。私も碑文の案の作成に関わっており、現在着々と準備が進んでいる。

 

 マララさん招へいは、私が名誉学院長を務める日本アカデミーが前橋市及び広島市と力を合わせて進めている事業である。パキスタン駐日大使も特別に応援して下さり、国際的事業であることから福田康夫さんにいろいろ力を貸して頂いている。今日の打ち合わせを踏まえ私は年内に広島市長と会うことになるだろう。

 

◇ついに神の領域に手をかけたか。こんな感想を抱いたのは中国の「ゲノム編集」のニュースである。南方科技大の副教授が受精卵から双子の女児を誕生させたというのだ。世界中で批判が起きている。その一つは遺伝子の改変に関すること。何かミスがあったら遺伝により子子孫孫に伝わっていく。昔、時代に先がけて和田教授が心臓移植手術を行って問題を起こしたが、あれ以上の深刻な意味があると思う。

 

 私が神の領域に関わると思うのは、キリスト教(カトリック)では受精の瞬間が生命の誕生である。従って中国の学者が受精卵を改変したことは神に任すべき領域を侵した恐れがある。キリスト教の問題だけに限らない。生命に科学のメスを加えることには慎重で謙虚であるべきだ。

 

◇日本には受精卵を使う研究に指針がなかった。この度、厚労省と文科省の有識者会議は倫理指針を承認した。ゲノム編集技術を使うヒトの受精卵操作の研究に関するもの。それは、不妊治療などに目的を限定するものになる。いずれにしても生命科学の分野が大きく動き出した感がする。将来に関して大いなる期待と不安が交差する。

 

◇秋篠宮発言が波紋を広げている。皇位継承の祭祀に関し、「宗教色が強い。国費で賄うのが適当か」と発言した。一方でこの問題については違憲訴訟が行われようとしているがこれに影響を与えかねない。政教分離に関わる大問題で、来年の「行事」を控えての発言である。(読者に感謝)

 

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