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2018年10月 4日 (木)

人生意気に感ず「平和の講義でキャスリン・伊勢湾・水俣病を。万葉集を買う」

 

◇3日(水)のへいわ「へいわ845」は第62回で、「災害と平和」をテーマに話した。平和とは平穏な生活が出来ることであり、平和を脅かすものは戦争だけではない、それは大災害であるという視点。大災害として、キャスリン台風・伊勢湾台風を取り上げ、公害・水俣病について話した。毎週水曜日朝の私の講義は短い時間だが中味は濃い。外部の一般者も何人か参加している。問合せ先は027-243-2222.私を支えるスタッフは2人で、動画を世界に配信している。

 

 キャスリン台風を取り上げたのは、群馬は大丈夫という安全神話に警鐘を鳴らすため。昭和22年赤城山を中心に異常な降雨があった。群馬県の死者・行方不明者は699人。私は小学1年生で、通学路の二つの橋が落ちた。赤城山は保水力が小さい。最近の異常気象の下でキャスリンの再来は有り得ることである。

 

 昭和34年の伊勢湾台風は空前の大災害で、死者・行方不明者は5,098人に達した。これを取り上げたのは、今回の台風24号の中でNHKは何回となく伊勢湾を凌ぐ被害を訴えていたからだ。風力、降水量からすればその恐れは十分あった。最近の異常気象の下では伊勢湾を想定しなければと思って訴えた。この伊勢湾台風を機に「災害対策基本法」が作られ、都道府県はその義務として災害対策に取り組むことになった。そのために死者の数は各地の災害で激減したのである。公害・水俣病は有機水銀が神経の中枢を侵す奇病で、飛んでいるカラスが落ち、猫は壁に頭を打ち付け、人間は犬の鳴き声のような声を出して狂った。資本主義の下で国も自治体もこのような企業を守ろうとする構造は基本的に変わらない。足尾鉱毒事件がそうだった。福島原発事故もそうだ。来週の公害は神通川のイタイイタイ病を取り上げる。「神の通る川」といわれた美しい流れはカドミウムによって「死の川」となった。

 

◇昨日、煥乎堂古書部で万葉集3巻を購入。動機は雄略天皇の歌である。天皇が菜を摘む美しい娘に愛の声をかけた。「菜摘す児 家聞かな 名告らさね」家はどこか、名は何というか教えて欲しいと。今なら不審者情報としてケータイに流れることだろう。のどかな時代であった。万葉集は日本人の心の原点である。昔大学一年の時、原教授は哲学の講義でこの歌に触れた。「昔天皇が娘にどうだと声をかけた」と。教室に静かな笑いが広がった。懐かしい思い出である。(読者に感謝)

 

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