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2018年10月 3日 (水)

人生意気に感ず「ノーベル賞の快挙。免疫療法。追い詰められる怪物。インドネシアの巨大地震は」

 

◇突然の朗報に私の胸は躍った。ノーベル賞、それも画期的な抗がん剤を生み出した研究である。2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ時代である。世の中はどこもかしこもがんであふれている。「2人に1人」、そして「3人に1人」は極めて身近に感じられる。がんの波はじわじわと明日は我が身とばかりに迫る。

 

 受賞者本庶氏の研究は免疫療法という点で画期的である。人間の体には異物を攻撃して身を守る免疫がある。この免疫がなぜ癌細胞には働かないのか。永遠の謎と思われてきた。がん細胞は免疫から逃れ、自らを守る力を持っていた。がん細胞がもつその秘密を発見したのである。がんがもつその秘密の仕組みを逆手にとってやっつける方法を発見したのだ。その成果が抗がん剤「オプシーボ」である。劇的な効果が確認されている。末期がんにも効果があるという。この薬は驚く程高価である。オプシーボの薬価は発売時100ミリグラム73万円。その後半額に引き下げられたというがそれでも高い。正に「地獄の沙汰も金次第」である。

 

◇日本人のノーベル賞受賞は24人。外国籍を含めると計27人である。全ての受賞者が一様に語ることは長い間の陽の当たらないこつこつとした基礎研究の努力である。目先の利益を追及した結果ではない。ひたすらに学問を愛した姿が胸を打つ。教育の成果であるが、現在の教育がここに繋がっているか心配である。理科離れが進んでいる。その底には教育に関する根本的な問題がある。教育の目的は生きる力を育むことだ。そして、生きる力の中には、未知なるものに対する夢、それを求める好奇心、チャレンジ精神がある筈である。知識偏重で窮屈な教育環境はこのような心の力を抑えつけている。

 

◇がんの治療で免疫療法が脚光を浴びたことについて、私には感慨深いものがある。私の妻は40歳でがん死したが、私は藁をもすがる思いで走った。当時、免疫療法と関係が深い丸山ワクチンがあった。私は退院した妻に自らこのワクチンを注射した。彼女は天国で今回の本庶氏の偉業を心から喜んでいるに違いない。

 

◇インドネシアの大地震の被害が日を追って増大し、1234人に達したという。救済の手が届かぬところがあり、情報不足もひどいらしいから更にこの数字は増えるだろう。日本にも巨大地震が近づいている。とても他人事とは思えない。(読者に感謝)

 

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