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2018年9月14日 (金)

人生意気に感ず「死の川・最終校正。草津の講演。不思議な縁の友の死」

 

◇上毛新聞連載の小説「死の川を越えて」の実質的最終校正が終わった。上・下巻の表紙の絵ができ、帯の文も決まった。表紙の絵は挿絵から選んだ。挿絵は上毛の岡田啓介氏が毎回力を入れたもので、大変好評を博した。題字は書家郭同慶氏。帯の文は、上毛新聞「ひろば」に投稿された読者の文の一部を用いた。紹介すると「ハンセン病、差別、人権という重いテーマながら小説ならではの構成と意外な展開に毎回引き込まれ感銘を受けています。命を大切にする心の糧となることを切望して長門の地からエールを送ります。」山口県長門市、池信宏証(上毛新聞「ひろば」投稿文より)。

 

 この人は山口県長門市、極楽寺住職で、上毛の掲載文を取り寄せて読んでおられた。

 

 下巻の主要な場面は訴訟である。万場軍兵衛は「憲法をいかして国を相手に訴訟せよ」と言い遺して世を去った。人々はハンセン病の光を求めて動く。訴訟の場面が進む中で私の元へ感想文を寄せる読者も多くなった。下巻の帯は一人の読者の文の一節である。

 

「裁判の様子は伝えるのが難しいと思いますが小説風に面白く分かり易く記述され、さすがと膝を打ちました。人権尊重の問題を見事に描いた名作品です。(新聞連載の一読者より)」

 

 いよいよ明日(15日)、午後一時から草津町、国立療養所栗生楽泉園に於いて、「“死の川を越えて”の連載を終えて」と題して、私は講演を行う。

 

◇昨日、中崎敏雄弁護士が亡くなり奥さんから連絡があった。何カ月も植物人間の状態にあった友人である。17日の葬儀で弔辞を行うことになった。不思議な縁を感じるこの人の死は感慨深い。出会いは大学一年の時。懐かしく忘れ難い思い出がある。夜、本館の一部屋で勉強していると、離れた別の部屋で勉強している男が中崎君だった。井之頭線の沿線にある東大教養学部のいわゆる「駒場」には、構内に大学寮と時計台の本館がある。寮は騒然としているので、私は夜抜け出して秘かに本館で勉強した。近くで下宿していた中崎君も良い所を見つけたとばかりに利用していた。管理人も黙認してくれていた。中崎君と私は駒場を去る時、この人にお礼を言った。中崎君は兵庫県の人であるが、卒業後に私を頼って前橋にきて弁護士になった。2人の間には一冊の本にするくらいの思い出がある。弔辞ではその一端に触れたいと思う。人の死を重く受け止めた。(読者に感謝)

 

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