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2018年8月15日 (水)

人生意気に感ず「長崎平和記念式典と若者。国連事務総長グレーテス」

 

◇グレーテス国連事務総長が平和式典に参列した。長崎の平和記念式典に国連トップが参列するのは初めてのこと。この人はポルトガルの出身で、ポルトガルと日本の繋がりは5世紀に及ぶと述べた。鉄砲伝来(1593年)やザビエルの日本布教(1594年)を指しているのだろう。ザビエルの布教活動がきっかけで、特に九州でカトリックが広まった。長崎は特にカトリックとの関わりが深い。カトリックの遺跡が世界遺産に登録された程だ。神はこの地に原爆が投下されることをなぜ許したのか。

 

 グレーテス氏は、核に対するリスクが大きくなっていると懸念を表明。ノーモアナガサキ、ノーモアヒロシマと言い続けなければと語った。

 

◇長崎の記念式典が少年少女たちの動きに注目した。市長は、長崎で生まれた核兵器廃絶一万人署名運動は高校生の発案で始まったことに触れ、若い世代の発想と行動力は新しい活動を生み出す力を持っていると訴えた。

 

 その通りだと思う。現在、若者の政治離れ、そして社会問題への関心の低さは深刻で憂うべきことである。各地で選挙の立候補者が少なく民主主義の危機が叫ばれている。

 

 若者の自主的な行動という点では、平和式典の「人間の鎖」も注目される。「原爆投下中心地碑」を多くの高校生が手をつないで囲んだ。中にはハワイの高校生2人もいた。若者たちの胸にはこの時何があったか。様々な地獄の資料と結び付け、ここで骨や肉が溶け、泣き叫びもだえ苦しむ人々の姿が描かれたことだろう。ハワイの高校生は「二度と起こらぬよう若者が団結し、凄く力強く感じた」、「罪なき人々の人生が原爆で強く影響を受けたことを家族や友人に伝えたい」と話していた。現代の若者たちに理想を求め、不正に怒る心がないのではない。心の扉は内から開かれるという言葉の通り、彼らをその気にさせる状況をつくることが重要なのだと思う。広島や長崎の若者、そこから離れた地の若者、皆同じ血が流れている。これは世界にもいえることである。長崎市長が「戦争の文化」ではなく「平和の文化」を市民社会の力で広げようと訴えたことが、この日に紹介された若者たちの行動と結びついている。彼らの行動は正に民主社会力であり、平和の文化の動きなのだ。(読者に感謝)

 

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