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2018年7月 6日 (金)

人生意気に感ず「今月のふるさと塾でパキスタンとマララを。洞窟の少年たち」

 

◇カーンパキスタン大使と会ったことで、私はパキスタンにより接近できたことを肌で感じた。大使館の上階では本物の古代の文化遺産を見た。それは一見してギリシャの影響を現している。ギリシャの影響は紀元前のアレキサンダー大王の遠征に由来する。大使の話の中に、インダス川、ムスリム、マララ、アフガニスタンなどが登場する。

 

 このことが示すように、パキスタンの歴史は古代文明から現代の生々しい紛争にまでつながっている。パキスタンは「清浄の国」を意味するという。マララはなぜ銃撃されたのか。頭を貫通する銃弾から彼女の命を救った神とは何か。イスラムの過激組織は女子教育を進めることは「反道徳的」と叫ぶ。

 

◇今月の「ふるさと塾」は、「パキスタンとマララ」を主題にする。私は、日本アカデミーの名誉学院長を務め、「へいわ」の講義を重ねて50回になる。その第3回でマララを取り上げたら反響は大きかった。銃撃を受けながら怯まずに女性の人権を訴える勇気に私たちは学ばねばならない。

 

 平和は受け身の姿勢では獲得できないし、守れない。来年8月、マララを前橋に招きたいという思いでカーン大使と会った。大使は実現に向けてできるだけの努力をすると約束し、そのための具体的アドバイスも与えてくれた。

 

 パキスタンには天に届くような崇高な自然があり、また一方では血で血を洗うような人間の争いもある。そこを悠久な歴史が時を超えて流れている。ふるさと塾では私の歴史観も踏まえて語りたい。新規参加も可。入場無料。日吉町の市総合福祉会館、21日(土)午後6時半。

 

◇タイの洞窟に閉じ込められた少年たちの状況は想像以上に大変らしい。入口からプロでも5時間以上かかり、その間潜水しなければならぬ場所もある。洞窟内の断面図によれば、上下にジグザグで天井との距離が狭い所が何か所もある。潜水の状態で通過するのは困難が伴うのは明らかだ。8年前のチリ鉱山の場合は救出に69日間かかった。今回は水とも闘わねばならない。少年たちの心は耐えられるか。少年の中には洞窟内で地上の鶏の声を聞いたものがあるという。地表に通じる穴を見つける作業も進められているらしい。少年たちの生きる力が試されている。タイ国の教育力が試される場面かもしれない。(読者に感謝)

 

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