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2018年6月13日 (水)

人生意気に感ず「初会談で世界は変わるか。暗黒街の独裁者は一変世界の英雄に」

 

◇米朝初の首脳会談に全世界の目が注がれた。金正恩という世紀の怪物が世界の表舞台に姿を現した瞬間だった。北朝鮮半島の非核化に向けて歴史的な一歩が踏み出された。日本にとっての最大の課題である拉致についても大きな成果の可能性が生まれたと私は信じる。

 

 黒い人民服が演出効果を上げていた。トランプと並んでノッシノッシと歩く巨体は暗黒街のボスを連想させる。アメリカにも達する大陸間弾道ミサイル、朝鮮半島を目指した壮大な米艦隊。これらは戦争の勃発の恐怖で私たちを凍りつかせた。義兄を暗殺させた事件も記憶に生々しい。これらがみなこの黒い人民服に結び付いている。昨日のシンガポールの光景は悪の独裁者をあたかも世界の英雄に仕立てあげていた。舞台監督は軽薄でド派手なトランプである。

 

 トランプが自画自賛して期待を持たせたために世界のマスコミの世紀の会談に対する評価はよくない。非核化も具体性がないというのだ。もしオバマが同じことをやったらマスコミの論調は全く違ったものになったであろう。

 

◇また食い逃げされる、嘘をつかれる、このような恐れは今回は当たらないのではないか。ポンペオ国務長官や過激で鳴るボルトン補佐官などを初めとする名だたる閣僚も同席した。金委員長は全世界が見詰める表舞台で米大統領と同席の上で、核兵器全廃の決意を表明した。金委員長にこの決断を迫った力は北朝鮮が置かれた客観的状勢である。

 

 毛沢東の中国が一挙に変身したように、北朝鮮も今日の米朝会談を機に大変化の道を進む可能性が出て来た。結果としてトランプも金正恩も世界の平和に貢献したと評価されることになるかも知れない。

 

 大きな非核化と平和に向けた一歩が踏み出された。次なる歩みが着実に進むかのカギの一つは日本が握る。安倍首相は言った。「北朝鮮が正しい道を選ぶなら、輝かしい未来は可能である。日本はそれに協力する」と。北朝鮮が滅亡の淵から立ち上がるためには日本の経済力の助けが不可欠で、それには「拉致」の解決が不可欠である。トランプは拉致を正式にテーブルにのせたと語った。シンゾーとの約束を守った形だが、世界戦略の方程式に組み込まれたファクターに違いない。ボールは安倍の手に投げられた。安倍政権の正念場となる。(読者に感謝)

 

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