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2018年6月15日 (金)

人生意気に感ず「拉致家族の発言。拉致と日本人の心。へいわの講座は46回に」

 

◇拉致被害者家族の発言が報じられている。横田めぐみさんの母早紀江さんは「奇跡的なことが起きた」と語った。アメリカの大統領が拉致を提起したことを指している。長い間少しも前進しなかったことを振り返れば正に奇跡と思えるのだろう。そこには切ない悲願が込められている。

 

 拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さんは被害者を帰しますという確認をとって欲しかったと述べた。首脳会談で拉致問題につき、実際何が語られたのか。人権や人道のことに深い理解があると思えないトランプに大きな期待は出来ないだろう。「シンゾー」との約束だけで動いたとすれば尚更である。

 

 唯、冷徹な戦略の立場からの望みはあると思う。北朝鮮にとって日本の経済的支援が絶対に必要であり、それは拉致問題の解決と不可分の関係にあることだ。千載一遇のチャンスという真の意味はここにある。それを活かすことが出来るかは安倍首相の決意にかかる。

 

 ビジネスマンのトランプは、非核の交渉が拉致とこのように結びついていることを理解している筈だ。拉致の解決は日本の自主努力にかかることは確かだが、このように非核化の進展と深く関わることを活かして、アメリカとの一層の連携探るべきだ。

 

◇拉致問題は日本人にとって重要な心の問題、そして道徳的問題であることを理解しなくてはならない。私たちは物質的な豊かさに溺れて、欲望に目を奪われている。自分本位になり他人のこと、社会公共のことに関心を示さなくなっている。正に日本の危機なのだ。これは拉致問題にも現われている。拉致問題を他人ごとと考えず、自分の問題と捉えることが非常に重要なのだ。安倍首相には、このことを深く認識して不退転の決意で頑張って欲しい。

 

◇毎週水曜日、日本アカデミーで行っている平和の講義は13日、第46回となった。この日から「へいわを目指して」と題して新生日本を語る。この日、昭和21年1月1日、天皇が「人間宣言」を行ったことから話を進めた。天皇は雲の上の存在だった。それを自ら否定し、国民と共にあることを宣言した。そして国民と共にあることを行動で示すために天皇は全国各地に出向いて失望の淵にあえぐ国民を励ました。そしてこの年の11月3日、日本国憲法公布となった。これこそ新生日本、そして平和の原点であった。まちには廃墟から立ち上がる逞しい人々の姿があった。(読者に感謝)

 

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