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2018年2月27日 (火)

人生意気に感ず「異常な文明マヤとアステカ。留学生に教える難しさ。時には激怒」

 

◇24日の「ふるさと塾」ではマヤとアステカを中心に語った。氷河期にアジアからアメリカに移動した人々の子孫がメキシコのあたりに不思議な文明を築いた。マヤの数学と天文学の力は驚くべきもので異常であった。一年の長さを小数点以下二けたまで計算し、それが現代の天文学と一致していると言われる。その異常な力はどこから生まれたのか謎である。彼らはその異常な天文学故に太陽の動きを恐れおののいた。太陽の力が永遠に続くと思えない。西に沈み東から昇る力が尽きたら大変である。太陽のエネルギーに捧げるため、生きた心臓を毎日取り出した。異常ないけにえの文化であった。

 

 コロンブスの新大陸発見に続いてこの地にやってきた征服者たちは有り得ない光景に驚愕した。彼らキリスト教徒は、旧世界を追われた悪魔が人々を唆したかと思ったと言われる。

 

 私は、人間を大切にするという普遍的な価値を柱にしないみんぞくは永続しないと語った。マヤそしてアステカが残酷なスペインの征服者によってあっけなく滅ぼされた背景である。

 

◇新大陸発見(1492年)の後、ヨーロッパではルターの宗教改革が起き、新勢力に追われたカトリックは新世界に布教の場を求めた。神の名の下に言語に尽くせぬ残虐非道が行われた。宗教の対立が原因となる戦いは今日も絶えない。人間の愚かさには不変の感がある。

 

 メキシコ以南の中南米が広くカトリックで覆われている理由にはこのような歴史的背景がある。

 

◇今日は日本アカデミーで多くの留学生を対象に講義する。月一回、名誉学院長として担当する。日本語を教えることを目的とする学校であるが、言語の教育だけでは本来の目的を達することが出来ないので、歴史や文化を教えることをやっている。多くの国からやって来る留学生は異なった宗教や価値観をもっているので教えるのが大変である。私は時々「国に帰れ」と激怒し、その後自己嫌悪に落ち反省する。今日は怒るまい、私の心が届く授業をやろうと決意している。私には学習塾の経験がある。教育の場は戦場であったと今懐かしく振り返る。議員として公教育を見てきた。現場の教師は萎縮して熱い情熱をぶつけられない感がある。今日の講義はパラリンピックを題材にする。障害者が胸を張って限界に挑戦する姿である。(読者に感謝)

 

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