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2017年12月11日 (月)

人生意気に感ず「エルサレムをめぐる世界の波紋。トランプの暴挙。障害者差別理解の条例は」

 

◇トランプのやることは全く分からない。エルサレムをイスラエルの首都と認定したことだ。イスラエルは北朝鮮以上に根の深い地球規模の火薬庫だ。2千年も前の神の約束だということで強引に国を建てた。その地域に長く続いた秩序は破壊された。追い出された住民は難民となり、果てしない宗教戦争の原因となった。

 

 エルサレムにはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教という3つの聖地が存在する。トランプの「認定」は超大国が紛争の一方を支持することに外ならない。誰が見てもイスラエルを一方的に支持する「不公平」な態度である。世界中がアメリカに反発を始めた。

 

 ほとんどの問題でアメリカに同調するイギリスも反対し、アラブ世界最大の同盟国サウジも重大な懸念を表明している。イスラム諸国での反米感情が高まるのは必至である。過激派のイスラム国(IS)がほぼ壊滅したといわれるが新たなテロのメンバーを募り聖戦を呼びかける格好のチャンスとなる。

 

◇オリンピックが近づく日本にとって最大の課題はテロ対策である。テロ分子にとって日本は無防備で狙い易い国である。世界の人々が集まるオリンピックは絶好の機会に違いない。国はオリンピックのテロ対策として空前の計画を進めようとしているが、トランプの今回の決定により新たに大きな課題を抱えることになった。超大国アメリカに反発する世界の若者に聖戦(ジハード)の大義を呼びかけるテロ組織の声が聞こえるようだ。

 

◇アメリカが世界の指導力を失いつつある。アメリカは単に力だけでなく民主主義という普遍的価値を掲げて世界をリードした国だけにその力の衰退は深刻である。世界の世論をまとめて北朝鮮や国際テロに立ち向かうことが難しくなる。金正恩がICBMに成功して高笑いする姿が目に浮かぶようだ。このことが直ちに日本の安全保障にも関わることになるのだから困ったものだ。

 

◇県は障害者差別の解消を確実にするために条例を制定することになった。傷害を理由とした差別や偏見はなくならない。県は検討会議を立ち上げて条例の内容を議論することになる。重要な視点は基本的人権の尊重である。障害者を人間として理解し支える社会環境を作らねばならない。現在の社会で欠けている点は福祉を支える人権への理解だ。教育の役割は起きい。(読者に感謝)

 

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