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2017年12月13日 (水)

人生意気に感ず「ノーベル平和賞とノーベル文学賞と平和。日馬富士の処分」

 

◇ノーベル平和賞に注目が集まっている。非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーンに記念メダルが贈られた。この組織は広島、長崎の被爆者らと連携して核兵器禁止条約の採択に尽力した。

 

 サーロー節子さんが被爆者として初めて受賞式で演説した。この人は13歳で広島で被爆した。カナダ人と結婚したこの人は英語での被爆証言を続け、核兵器被害の悲惨さを世界に訴えてきた。

 

 サーローさんは、核兵器は必要悪ではなく絶対悪だ、核兵器禁止条約を核兵器の終わりの始まりにしようと訴えた。広島、長崎という惨禍をもつ唯一の被爆国日本の役割は極めて重要かつ困難である。核廃絶を訴えると同時に身近な核の脅威から国民を守らねばならないからだ。

 

◇長崎出身の英国人作家カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を授与された。長崎生まれということで、平和への思いがバックボーンの一つになっていると思われる。最初の長編小説「遠い山なみの光」は原爆投下からの復興を遂げる長崎が舞台である。

 

 イシグロさんは式典後のスピーチで、母親からノーベル賞は「ヘイワを促す賞」と教わったことを語った。また、取材に応じて「素晴らしい栄誉だ。日本の人々、特に私にとってかけがえのない思い出がある長崎の人々と賞を分かち合いたい」と喜びを語った。いずれもノーベル賞の理念を考えさせられる言葉である。日本出身の作家の受賞は川端康成、大江健三郎に次ぐ三人目。日本人として誇らしく思う。

 

◇11日、日馬富士は書類送検された。鳥取県警は「厳重処分」の意見を付けたと言われる。これは起訴を求めることを意味するらしい。

 

 実際にどういう処分になるか気になるが、報道によれば略式起訴による罰金刑になりそうだ。罰金刑も有罪には違いない。これを軽いとみるか重いと見るか様々な判断が可能だ。

 

 とにかく、連日朝から晩までこのニュースだった。日馬富士は横綱を引退したことで社会的制裁を受けたことが上げられている。被害者貴ノ岩の処罰感情、これから進むと思われる示談の行方なども最終の処分に影響を与えるらしい。背景には相撲界のドロドロした事情があるに違いない。最も古い伝統文化は国技としての品格を守りつつ脱皮することができるか。モンゴル勢が余りに強いことも日本の相撲文化に影響を与えている。角界の責任は重い。(読者に感謝)

 

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