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2017年10月27日 (金)

人生意気に感ず「上毛130年とビックバン宇宙。八ツ場と重監房とリー女史を巡って」

 

◇25日、上毛新聞創刊130年記念式典に出席。記念講演は「宇宙138億年時空を超えて」と題してビックバンに始まる宇宙の話。この話を聞いている瞬間も宇宙は膨張を加速させている。膨脹は止まるのか。そして収縮に転じるのか。これは最大の謎であったが、膨張は減じるどころか加速しているというのが最近の事実。私は少年の頃から宇宙には大きな関心を持ち続けてきた。この膨脹宇宙の中で人類の未来はどうなるのか、また、知的生命との遭遇は有り得るのか。これは私の現在の最大の関心事であるが、講演では聞けなかった。

 

 宇宙の話を聞きながら、この目を見張るような壮大なドラマを学校教育の現場がもっと真剣に取り上げるべきだということを思った。理科離れの深刻が叫ばれている。また知識偏重で夢がないと言われる教育の現状を変えるためにも教育の場でもっと宇宙を重視すべきである。

 

◇北村上毛新聞社長は、スマートフォンの時代が進み新聞の危機が叫ばれるが、新聞の使命の重大さは変わらないと訴えていた。その通りだと思う。浮草のような、また、偽のニュースが氾濫している現在、新聞は確かなニュースを提供する信頼できる存在である。若者の文字離れは若者の心の世界を貧しくしている。人間の危機であり、文化の危機であり、社会の危機なのだ。このことを考えると、新聞の役割と使命は増大しているのである。

 

 地方の時代が加速する中、地方紙は地方の時代の推進力の役割を果たさねばならない。漂流する地方を繋ぎ止める上毛新聞130年の歴史は重い。この大きな節目の行事に、次代を担う若者を登場させるべきであったと思う。地方紙の役割には教育への貢献があるべきで、そのためにも少年に今日の社会の課題と夢を語らせるコーナーがあってしかるべきと思った。

 

◇26日、観光バスを使って吾妻への研修ツアーを行った。「紀の会」が主催して、八ツ場ダム、「重監房」、コンウォール・リー記念館、「湯川」などを巡った。前日までとは打って変わった晴天と暖かさに恵まれた。八ツ場ダムは壮大な要塞が姿を現しつつあった。作業に動く眼下の人々が豆粒のように見える。激しい反対運動を振り返ると感無量であった。

 

 重監房から湯川は、連載中の「死の川を越えて」の背景を見ることが目的であった。湯川の音が聞こえる森にリー女史の胸像が静かに立っていた。(読者に感謝)

 

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