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2017年9月13日 (水)

人生意気に感ず「国連決議と北が振り上げた拳。シェルターと安中のトンネル。日本の核武装」

 

◇「断固拒否し、これまでに経験したことのない最大の苦痛を味わうことになる」と北朝鮮のジュネーブ国際機関大使は警告した。北朝鮮裁判決議を主導したアメリカに対する対応である。また北朝鮮の外務省は、11日制裁決議が採択されれば「最後の手段も辞さない」と表明していた。

 

 12日、これまでになく厳しい制裁決議が採択された。北朝鮮に対する原油輸出制限が含まれている点がポイントである。北は最大限の強い表現で抗議したが、この振り上げた拳をどう下ろすのか。北朝鮮はいわばプライドだけで食べているような国、事前の警告が無視されたことはプライドが傷つけられたことを意味する。振り上げた拳を何も出来ずに過ごせば、虚勢を証明することになる。何かをやらざるを得ない状況に自らを追い込んだ形となった。振り上げた拳の真下に日本がある。

 

◇北のミサイルに対する避難施設(シェルター)が現実の問題となった。緊急アラームが鳴っても逃げ込む所がないという声がよく聞かれる。ここで浮上したのが廃止されたトンネルである。旧JR信越線・横川―軽井沢間には上下線合わせて29本のトンネルがある。

 

 安中市と軽井沢町が貸出しの覚書を結んだ。トンネルは山の中にあり、堅固な自然のシェルターだ。しかし、このようなシェルターは極く一例に過ぎない。いざという時の避難所は早急に考えねばならない。

 

 県教委は市町村教委や県立学校に避難マニュアルの見直しや自治体と連携した学校での避難の推進などを求める通知を出す。これは全国的な緊急課題で、子供たちだけでなく一般市民も考えるべき問題である。

 

 私はシェルターの騒ぎの中で、70年前太平洋戦争下の防空壕を思い出す。あの時は主に焼夷弾から身を守るのが課題であったが、今度はミサイルであり、最悪の場合核を想像しなくてはならない。かつてのように庭先に穴を掘るわけにはいかないのだ。

 

◇北の脅威と共に、日本の核保有論がじわじわと頭をもたげようとしている。核保有を表立って表明すれば袋だたきになるから政治家は口にしないが、地下では蠢動している。万一核が打ち込まれるなら一挙に議論が表面化するだろう。正に平和憲法が試される時。平和憲法を広島、長崎、そして福島の原発事故と結びつけて考える時だ。(読者に感謝)

 

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