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2017年9月 5日 (火)

人生意気に感ず「日本の核保有論。北の水爆実験。外交力こそ。母の13回忌」

 

◇隣国の北朝鮮が核を持つだけでなく、それを実戦に使うことも辞さない状況は日本の安全保障にとって最大の課題である。ここで注目すべきことはアメリカの世論に日本核武装論が頭をもたげつつあることだ。アメリカのある有力な軍事専門家は「日本が自前の核を持てば、日本の核で中国の膨脹を阻止し、米軍が各地に駐屯しなくて済む」と主張する。

 

 核保有の議論は、日本国憲法の根幹に関わることである。広島、長崎という人類初の究極の地獄は被爆国日本しか分からない。日本国憲法の平和主義はこの体験を経て生まれたものだ。憲法を深く議論してこなかった日本では平和に関する理解も表面的である。それ故に世論も変化する恐れがある。政治家は頼りにならない。おしなべて憲法の理解が浅いからである。

 

◇9月3日、このようなことを懸念していた私の耳にとんでもないニュースが飛び込んだ。北朝鮮が6回目の核実験に踏み切ったというのだ。M6.1の地震波は自然の地震のものではない。間もなく政府は北の核実験によるものと断定した。そして、北朝鮮の国営テレビでは、例のごとく女講釈師のようなアナウンサーが誇らしげに「水爆実験成功」と報じた。

 

 トランプ及びプーチンと緊急に会談したと語る安倍首相の表情にも悲壮感が漂う。アメリカが北の攻撃に踏み切った時、北が日本を攻撃する可能性が極めて高い。もし東京にミサイルが落ちたら、日本中が大パニックに陥るだろう。オリンピックも吹き飛んでしまう。

 

 そういう事態を避けるために日本の舵とりの使命が試されている。その役割を担うべき政治家は余りに頼りない。私が心配するのはこの未曽有の危機に対し、理想を掲げる日本国憲法が耐えられるかということである。

 

◇今回の北朝鮮の核実験実施は、従来の国連制裁の無力さを物語る。北朝鮮と国交を持つ国は百数十か国に及び、中にはアメリカの世界戦略に不信と反感を抱く国は多いだろう。トランプ大統領の出現はこの傾向を強めているに違いない。日本の役割は極めて大きい。それを生かすのは外交力である。

 

◇3日、母の13回忌を無事に済ませた。浄土真宗の住職は、人間とは何かを語り私たち兄弟妹は心を洗われる思いで耳を傾けた。久しぶりで兄弟妹が語る話しには戦後70年の歴史が込められていた。天国の母の力を感じた。(読者に感謝)

 

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