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2017年8月 5日 (土)

今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅― 第59回

 

 一つはあまりにも悲惨な戦争というものを二度と起こしてはならない、戦争のない平和な国を作らなければならない、という反省と願いを込めて平和憲法がつくられ、これを基礎に戦後日本の奇跡的な復興と発展が実現したことである。日本国憲法を支える基礎の基礎にはおびただしい日本兵の(勿論兵士だけではないが)白骨が折り重なっている。そして今日の日本の繁栄は、この憲法の上に築かれている。この意味で、今日の日本の繁栄の基礎には英霊の尊い犠牲があるということが理解出来るのである。もう一つはもっと身近な視点である。たとえ、国の政策が間違っても、1人1人の兵士は即のために命を捧げたのである。古里を守るため、親や妻子を守るため極限の力を尽くして死んでいったのである。生き残った日本人はその悔しさと苦しさを思って歯を食いしばって頑張った。その結果が今日の繁栄である。この意味で今日の繁栄の基礎に戦死した英霊の犠牲があるということが納得できるのである。また、このことは、今日人々が利己的になって、社会公共のために、国のためにという意識が薄くなっているときだけに、太平洋戦争を振り返るとき改めて考えなければならない点であると思う。

 

 

 

※土日祝日は、中村のりお著「今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅―」を連載しています。   

 

 

 

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