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2017年7月15日 (土)

今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅― 第53回

 

 

 

 司令部の遺跡は一部移設されたという。残っているのは主に地下の部分であった。一寸先も見えない真っ暗な地下室へ小さな明かりを頼りに入る。前に進む微かな光が見えなくなると出口のない闇の中に閉じ込められたような恐怖に襲われる。手を伸ばすと冷たいコンクリートの壁があった。山本五十六も最後にこの地下室に入ったであろうか。この司令部は山本五十六が生前最後に立ち寄った所である。その時元師が使用した食事の道具等も、今は他に移設されているという。

 

 連合艦隊司令長官山本五十六はラバウルの海軍司令部に立ち寄り、ここから最前線の兵士を激励に行く予定であった。ニューブリテン島のブイン基地に向かう途中、待ち受けていたアメリカ空軍の襲撃を受け悲運の死を遂げる。それは日本軍の行く末を暗示するような出来事であった。

 

 ここで、日本海軍が何故ラバウルを非常に重視したかを整理しておきたい。そのことによってニューギニア戦の目的が幾分でも理解出来る筈だからである。さもなければ、死んだ多くの兵士達が何のために戦ったのか分かってやれないし、彼らの死を後世に生かすことも出来ないと思うのである。

 

 

 

※土日祝日は、中村のりお著「今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅―」を連載しています。

 

 

 

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