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2017年7月28日 (金)

人生意気に感ず「元首相核攻撃を語る。北朝鮮の恐怖。中国の客と教育を」

 

◇核戦争に関する報道に強い衝撃を受けた。パキスタンの元首相のムシャラフ氏がかつて核使用を実際に検討し「何日も眠れない夜が続いた」と発言した。一国のトップが核使用を迫られギリギリ悩んだとは。私の頭に先ず浮かんだのは、この立場に立ったのがもし北朝鮮の金正恩だったらということだ。

 

 パキスタンはインドと激しい対立を続けている。ムシャラフ氏は軍事クーデターによって政権を獲得した。核使用の決断が1人の独裁者の判断にかかるという正に戦慄すべき事実なのだ。国家存亡の危機にあって、独裁国に民主的な歯止め(シビリアンコントロール)はない。戦争となればあらゆる手段が使われることは歴史が示すところである。私は隣国北朝鮮の恐怖を改めて思った。

 

◇私が同時に思ったことは、核の監理がきちんと出来ない国が悪魔の技術を手にいれたとき、それが拡散していく恐怖である。

 

 ムシャラフ氏は、今回の日本の新聞インタビューでカーン博士のことを語っている。カーン博士は、パキスタンで核開発の父と呼ばれる科学者である。ムシャラフ氏は、カーン博士によって核開発の関連装置がイランと北朝鮮に流れたと語っている。過激なテロ組織が核を手に入れる可能性を否定することは出来ない。

 

◇昨夜、中国の短期留学生たちと教育懇談会を行った。メインは私の講演だった。私の頭には、日本と中国は教育に関して共通の問題を抱えているという認識があった。「教育の目的はこの難しい社会で生きるための力を身に付けることです。この難しい課題は学校だけでなく、家庭と地域社会が役割を分担しなければなりませんが、日本では家庭も地域も崩壊の危機にあります」、また「社会は豊かになりましたが心は貧しくなりました。人間は教育によって知識は増えましたが賢くなっていません。知識の量でいえばロボットに負けてしまいます」と語った。

 

 長く一人っ子政策を続けたこと、急に豊かな国になりお金万能の社会となり、中国は日本以上に教育の危機に直面しているに違いないと思った。

 

 意外だったことは、関連問題で触れた「認知症」の知識をほとんどの大人がもっていないことだった。前夜の私の紙芝居と共に中国の客は良い体験と収穫があったと語っていた。(読者に感謝)

 

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