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2017年7月31日 (月)

人生意気に感ず「書の国際交流展と中国の深さ。相模原事件の本質。風速50m超えの衝撃」

 

◇29日、高崎書道会主催の国際交流展の祝賀会に出、30日シティギャラリーで展示された作品群を観た。30会記念展ということもあり、西安と台湾からも多くの書人が参加した。

 

 中国とは緊迫した国際情勢下にあるが、そのことがかえって書の歴史と書を通じた日中の文化の重みを感じさせた。

 

 陝西省西安市からは20人にも及ぶ人々が。西安はかつての長安で、漢・隋・唐の都があった。私は紹介される人々を見ながら壮大な兵馬傭を思い出していた。

 

◇30日、作品群を観ながら孔明の「出師の表」の前で足を止めた。墨痕は深く三国志の世界を語る。「先帝業を創めて未だならず、中道にて崩殂、天下三分して益州疲弊せり、これ誠に危急存亡の秋なり・・」三国志の世界は今の中国の為政者の胸のうちにもあるに違いない。三千年の治乱興亡を貫いて生きる国家と日本は一衣帯水の関係にある。北朝鮮の暴走を制するのは中国ともいえる。書の前でこんな思いを強めた。

 

◇横浜市長選の結果にほっとした。30日投開票とされ、自公推薦の林氏が当選した。自民は都議選で大敗し、仙台市長選も破れ、私はこのままズルズルかと危機感を深めていた。国内政治の不安定は現在の日本の情勢にとって最大のマイナス。これが歯止めとなって、目前の内閣改造がうまくいけば支持率が上向く契機となるかもしれない。

 

◇相模原の障害者大量殺人から1年。大きな波紋が広がっている。被告の思想に共鳴する動きもあるというから根は深く恐い。私は連載小説「死の川を越えて」の中で、「生きるに値しない命」ということを問題にしている。

 

 現代の教育に欠けている点はどのような命も生きるに値するという「人間の尊厳」を教えないことだ。教育の目的は「生きる力」である。物は余るほど豊かになったが心は貧しくなった。心のない人間は機械に等しい。ロボットの力が人間に迫っている。ロボットに勝つためには人間の心を豊かにすることだ。憲法は人間の尊重を強く掲げているのに教育の現場がこれに応えていない。だから道徳教育も表面を過ぎる風のように軽い。日本の危機だ。

 

◇台湾を襲った台風の瞬間風速は52mを超えたと報じられた。温暖化のすさまじい影響に違いない。地球の今後を象徴するようだ。北朝鮮も水害がひどいと聞く。国の狂気の犠牲となる国民が哀れ。(読者に感謝)

 

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