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2017年6月 4日 (日)

今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅― 第42回

 

もう一つ、この学生たちとの会話の中で収穫があった。話が昔の日本兵のことに及んで、私が日本兵はピジン語という言葉で現地の人と交流し大変に助けられたことを話すと、山地の部族と繋がりがあるという学生が、昔一族の者が飢餓寸前の日本兵はピジン語で交渉に来て食べ物を与えた話を聞いていると言いだし、ピジン語について語ってくれたのである。

 

 無数の部族には、それぞれの言葉があるがその部族間の共通語がピジン語である。そしてピジン語とは英語から転化したもので、華僑など中国人が通商のために始めたものだという。

 

 若者は、ピジン語の例を紹介してくれた。私はミー、あなたはユー、複数になるとプラをつけて、ミープラ(私たち)、ユープラ(あなたたち)。話すはTALKから転化したトクあるいはトクトク、水や川はWATERをもじったワラ、女はすべてメリーで男はボーイ、食べるはカイカイ、たくさんはプランティ、少しはリキリキといった具合である。

 

 ニューギニアの戦場は、言葉では表現できないほど過酷な状況であった。とくに食べ物の入手は困難で、兵士たちは常に極限の状態に追い詰められていた。このような中で、現地人は救いの神である。

 

 

 

※土日祝日は、中村のりお著「今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅―」を連載しています。

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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