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2017年6月 9日 (金)

人生意気に感ず「退位特例法と象徴天皇制。悪魔の元素プルトニウムの大量被ばく」

 

◇退位特例法が今日成立となる。天皇の存在意義は限りなく大である。私たち国民はこの際日本国憲法と天皇をしっかり考えるべきである。憲法改正上も重要な論点であるからだ。

 

 特例法は「退位」を実現するもの。「譲位」でなく「退位」の文言となったのは、自らの意志で譲るのではなことを示す。憲法上、天皇は象徴であり「国政に関する権能」は有しない(4条1項)。自らの意志で位を譲ることはこの国政に関する行為に当たる可能性があるからだ。生前退位も人生の高齢化が背景にある。天皇の公務は激務であり。高齢に伴う認知症の恐れのことも考えれば、いつまでもこれに当たることは現実に無理である。

 

◇天皇制は日本が世界に誇るべく文化である。憲法一条は「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」と定める。

 

 日本人の心と日本という国が漂流するかのような時代である。それを繋ぎ止めているものが天皇の存在であり、平和憲法の中でそのことを明確に、そして見事に示すのがこの規定である。

 

 70年前、2発の原爆によって日本は戦いに破れポツダム宣言を受け入れ、廃墟の中で新憲法をつくった。天皇の戦争責任追及論も戦勝国の間では強かった。国民主権と共に象徴天皇制を実現できたことは大きな幸いであったのだ。

 

◇肺から大量のプルトニウムの報に驚愕。茨城県大洗の原子力機構での内部被ばく。職員の肺から2万2千ベクレルのプルトニウム239が計測された。プルトニウムは「悪魔の元素」とも呼ばれる。

 

 プルトニウムは自然界には存在せず、人工的にのみ合成される。プルトニウム239は半減期2万4100年の猛毒の放射性物質で原子力発電の副産物としてできるもの。過去最大級の内部被ばくで、発がんの元になる。管理上の問題が問われるだろう。プルトニウムやウランなどの粉末試料が入った金属製容器を点検のため開けた際、中のビニールバッグが破裂し試料が漏れたらしい。被ばくの5人は鼻と口を覆う半面マスクを着けていた。

 

「悪魔の元素」プルトニウムの安全監理は人類の生存に関わる一大問題である。6年前の福島第一原発事故の時、構内から微量が検出されたことが問題となった。恐ろしさを認識せねば。(読者に感謝)

 

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