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2017年4月 2日 (日)

今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅― 第22回

 

 

 

 

(4)恨みも深しダンピール海峡

 

 1、ラエに向けて

 

 

 

 10月25日午前3時起床。慌ただしく朝食を取り、4時30分ウエワク空港へ向けて出発した。2台のマイクロバスは暗やみの中を右に左に激しく蛇行しながらガタゴトと走る。舗装されているとは名ばかりで、道路はいたるところに大きな穴凹があり、車はそれを避けながら、かなりの速度で進んでいる。この国の道路事情は大変悪く、舗装率は8.9%というから、この悪路も舗装されているだけましなのかも知れない。道路の整備が悪いことは、国内各地間の人や物の交流にとっての障害であり、この国の産業や経済が遅れている大きな原因の一つに違いない。

 

 ヘッドライトの光の中に時々教会の建物が現れる・一時間ほどの走行中に、またあったと感じられるほどに尖った白い建物が現れては消えた。それは現地人の余りに粗末な建物と比べアンバランスな感じを与える光景であった。また、このことはこの未開の地にも西欧文明の中核たるキリスト教が広く根付いていることを示すものである。事実、この国の国民の大半はキリスト教徒である。もっとも、奥地の山村では伝統的な祖先崇拝や原始宗教がまだ残っているという。

 

 

 

※土日祝日は、中村のりお著「今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅―」を連載しています。

 

 

 

 

 

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