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2017年4月 7日 (金)

人生意気に感ず「シリアで化学兵器。命のおにぎり。道徳教育と教育勅語」

 

 ◇シリアで化学兵器と報じられている。呼吸困難、失神、けいれん、口から泡を吹く人、道路に横たわった大人にしがみつく子ども。 

 

 むごい光景で言葉に出来ないという。少なくとも100人が死亡、猛毒サリンが使われた可能性が高い。シリアの首都はダマスカス。そして北部の激戦地にはアレッポがある。

 

 私が関わる日本アカデミーの留学生には、ダマスカス及びシリアの若者がいる。ダマスカスの女性は、私のふるさと未来塾で日本の素晴らしさと自分の将来の夢を語った。内戦の祖国、毒ガスの地獄を憂う若者たちの心境は私たちの想像を遥かに超えるものだろう。

 

 ダマスカスの女性は、原爆の惨状から立ち上がって素晴らしい国を築いた日本人の心を「決してあきらめない」と称賛したのだ。その日本人の心が今怪しくなっている。道徳教育の重要性を痛切に思う。

 

◇「命のおにぎり」が来年度の小6の教科書に載る。記録的な大雪の中、福島県の国道で多くの車が立ち往生したのは3年前の出来事。

 

 近くに原発事故避難者の仮設住宅があった。車列の中には、空腹で意識を失いかけていた糖尿病患者がいた。仮説住宅の人々は、富山県から贈られた支援米でおにぎりを作り、雪をかき分けて車の人々に配った。住宅の人々には自らの窮状を助けられた思いがあった。立ち往生する人々に届けられたのは、おにぎりにこめられた温かい思いだった。助け合う心と心は記録的な雪をも溶かす感激であったに違いない。

 

 東北大雪災では多くの命が失われた。埋もれた美談は数多くあるだろう。それを日本人共有の財産にすることが一番の課題である。

 

 日本人の心が今崩壊しつつある。津波により多くの人が流されたように、日本人の心が流されつつある。道徳教育は長いこと掛け声に終わってきた感がある。教育勅語などを持ち出すことは時代錯誤である。事実に語らせることが第一に重要である。

 

◇私の手帳に教育勅語が貼り付けてある。「朕おもうに、皇祖皇宗、国をはじむることこう遠に徳をたつること深こうなり・・・」。格調の高い美文。しかし、天皇神格観に基づき、国家主義の支柱であった。国会で無効決議がなされた現憲法と相いれない。部分的には夫婦相和し兄弟仲良くと道徳の目標となり得るが、木をみて森を見ずとなる。(読者に感謝)

 

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